こんにちは!もうすぐ1年が終わりますね。
この時期は、先生にとっても、生徒にとっても、いろんな気持ちが入り混じる特別な時です。一緒に過ごしたクラスとのお別れは、楽しかったことや成長したことを思い出させてくれるけど、同時にさみしい気持ちにもなります。
でも、この年度の終わりを子どもたちにとって忘れられない素敵な思い出にすることが、私たちの大きな喜びです。
「さよならを特別に:小学校の先生が年度末にやってみたい7つのアイデア」では、子どもたちに感謝の気持ちを伝え、一年の終わりをお祝いするためのアイデアを紹介します。
年度末は、ただの終わりではなく、新しい始まりへの一歩であり、過去を振り返り、未来へ向けて進む素晴らしいチャンスです。この記事を通して、子どもたちにとって意味のある年度末を作るためのアイデアを見つけていただけたら嬉しいです。
小学校の先生が年度末にやってみたい7つのアイデア
- 個別メッセージの手紙
- クラス写真で作る思い出のアルバム
- 子ども主導のプレゼンテーション
- サンキューカードの交換
- レクリエーション
- 感謝の壁
- ビデオメッセージの作成
ではそれぞれ見ていきましょう。
1. 個別メッセージの手紙
まずは、メッセージ。定番ですね。
先生方が日々の忙しい中で子ども達一人一人に心を込めたメッセージを書くことは、大変な作業に思えるかもしれません。
でもやっぱり、子ども達にとってはかなり印象深くなるみたいですよ。
手紙には、その子が今年学んだこと、成長した点、特に記憶に残っているエピソードなどを書き込んでください。また、その子の性格や才能、努力を褒め称える言葉を添えることで、子ども達の自尊心を高め、来るべき新しい学年への自信につながります。
もちろん、全ての子に手紙を書くのは時間がかかるかもしれません。ですが、少しの時間を見つけ、日々少しずつ書いていきましょう。手紙を書くことで、先生自身も一年間の教育活動を振り返り、子ども達との関係をより深めることができるでしょう。
色々あったけど、最後はなんだかんだ可愛いなって思いますよね。
僕も手紙を書くのはとても苦手です。でも、便箋とかではなく、百円ショップとかで売ってるメッセージカードに「〇〇がんばったね!来年も期待してます!」みたいなものなら意外と早くできます。
下の画像のようなものです。名刺サイズなら書く量も少ないのでおすすめです。
クラス写真で作る思い出のアルバム
クラスの思い出アルバムは担任レベルでできる範囲のものがいいですね。行事の写真等を使うなら、学年統一で取り組んだほうが不公平感はなくなります。
アルバムといっても、何ページもあるものは、写真を何枚も印刷するので実際難しいです。
だから、できそうなこととしては、クラスを行事ごとのチームに分けて写真を選別してもらい、クラスで一つのアルバムを作るという方法です。
全員が一度は写っている、相手が嫌な気持ちにならない写真を選ぶ、など制限は必要ですが自分たちだけでアルバムを作ることは時間をかければできます。
写真を印刷せずにスライドショーにしてしまえば、写真を選ぶだけでそれらしいものができますよ。
子ども主導のプレゼンテーション
年度の終わりに、子ども達に自分たちの成長や学んだことをプレゼンテーション形式で発表してもらうのは、自己表現の素晴らしい機会になります。
この活動は、子ども達が一年間を通じて経験したことを振り返り、自分の言葉で表現することを促します。また、クラスメートや先生と共に過ごした貴重な時間を共有することで、クラス全体の結束を強めることにも繋がります。
プレゼンテーションのテーマは、学んだこと、クラスでの楽しかったエピソード、個人的な成長の物語など、多岐にわたることが考えられます。
先生方は、子ども達が自分自身の話をすることに自信を持てるよう、積極的にサポートしてください。
この活動を通して、子どもたちは自信をもって人前で話すことができるようになりますし、友達との思い出も振り返られるのでさらに絆が強くなります。
子どもだけでそんなもの作れるの?
そう思う人もいるかもしれませんが、やはり子どもは柔軟。「やって」と言えば多くの子がそれらしいものを作ります。実際小学校4年生でも保護者向けのプレゼンを自分たちで作ることができました。
サンキューカードの交換
1年の終わりに、みんなでサンキューカードを交換するのは、お互いにありがとうと言ういいチャンスです。この活動は、クラスのみんなが一年間一緒に過ごしたことに感謝を表し、もっと仲良くなれるようにするのに役立ちます。子どもたちは、友達や先生に感謝することの大切さも学べます。
カードは一人一人がみんなに作るとかなりの時間が必要になります。
そこでオススメなのが、B4の紙にクラス分の枠と名前を書いておくワークシートを用意することです。
中学生や小学校も高学年なら授業の1コマで全員分のメッセージを書きます。
時間を40秒にしてどんどん回します。笑
低学年なら2コマにしてもいいかもしれません。
出来上がった紙には自分へのメッセージが溢れることになるので、終わった後はよ〜く読んでニヤニヤしてます。
レクリエーション
年度末には、先生たちは子どもたちに忘れられない楽しい授業をすることができます。この時期は、普段の勉強から少し離れて、みんなで楽しむ特別な活動をするのに最適です。
よくあるのが、ドッチボールですが、他にもレクリエーションとして隠し芸披露やクイズもいいかもしれません。
隠し芸では、子どもたちが得意なことをクラスの前で見せたり、ゲームやクイズを使って、一年間の学びを振り返ったりすることもできます。
中学校3年生のあるクラスでは、お笑い担当がめっちゃいたので、お笑いグランプリをやりましたね。笑
これらの特別な授業は、子どもたちにとって忘れられない楽しい思い出になります。学校での楽しい時間は、子どもたちの学校への好印象を強め、先生との関係を深めます。
年度末の活動は、ただ楽しむだけでなく、一年間の友情を祝い、共有した経験を振り返る大切な時間です。
感謝の壁づくり
学年末に、先生や友達への感謝を表す「感謝の壁」を作ります。
これは、教室に大きな紙を貼り、みんなが感謝のメッセージを付箋に書いて貼り付ける活動です。
一日だけとかではなく、1ヶ月ほど前から設置するのが良さげです。
感謝の壁を作ることで、子どもたちは感謝を表現することの大切さを学び、クラス全体がよりポジティブな雰囲気になります。先生も子どもから感謝されると嬉しいですよね。
ビデオメッセージの作成
学年の終わりに、先生から子どもたちへの特別なメッセージをビデオで作りましょう。このビデオは、先生が子どもたちへの感謝や励ましの言葉を伝える素敵な方法です。ビデオには、一年間のクラスの楽しい瞬間や特別な出来事も挿入できます。
このビデオメッセージは、先生と子どもたちの絆を深め、子どもたちが大切な存在であることを感じさせることができます。子どもたちの成長や努力について個別に言及し、彼らの自尊心と所属感を強めることが重要です。
僕は、担当学年が3年生でなくても毎年スライドショーを作っています。そのため、ある程度スライドショーの構成も決まっています。
- クラスの生徒の紹介
- 体育祭
- 合唱祭
- 校外学習
- 日常
スライドショーにしてしまえば、写真を選ぶだけなので、意外と簡単にできますよ。
詳しくはこちらもご覧ください
まとめ
今日は年度末にやってみたい7つのアイデアを紹介しました。
年度末は先生も子どもも、このクラスはよかったなと思う時期です。このタイミングを逃さず子ども達に素敵な贈り物をすることで、さらに来年度もがんばろうと思ってもらえるはずです。
大変な中ですが何か一つでも子ども達のためにできることが見つかれば幸いです。