教員の世界には色々な仕事があります。
色々な仕事がありすぎて、
どこに時間を割いていいか分からなくなることもあります。
仕事は多いのに、
自分の仕事に取り掛かれるのは定時が過ぎた後。
これでは、早く帰ることなんかできません。
今日は、少しでも早く仕事を終え、
皆さんが家に帰れるように
僕が考える『仕事を早く終える方法』
を3つ紹介していきます。
その3つとは以下の通りです。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1.優先順位を決める
まずは優先順位を決めましょう。
毎日毎日、降りかかる仕事の中には
優先順位が高いものから低いものまで、ごちゃまぜになっています。
その優先順位を決める基準をあらかじめ作っておくことが大切です。
この基準を持っておくとかなり便利です。
急に仕事が振られた時にも、その基準に則って判断することができます。
「今やらなきゃいけないのか」「後に回しても大丈夫なのか」
その判断をすぐに下すことができます。
『基準を決めておく⇒悩む回数が少なくなる⇒早く仕事に取り掛れる⇒早く終わる』
というループです。
では、その優先順位の基準ですが、これは以下の3つぐらいでいいでしょう。
この順番で大丈夫だと思います。
それぞれ見ていきましょう。
1.自分以外の他の人が関わっている仕事
まず何よりもやらなきゃいけない事があります。
それは、
『自分だけで完結せず他の人が関わっている仕事』
です。
ここを自分が止めてしまうとかなりマズイです。
他の人の迷惑になるだけではなく、周りへの協力も得られなくなってしまいます。
繰り返していると自分が損することになります。
また、「他の人」というのも、
内部から外部へ広くなるほど優先順位は高めです。
つまり、
自分のクラス⇒自分の学年⇒学校の⇒学校外
のような感じです。
外に行けば行くほど、チェックに時間がかかります。
だからこそ、早めに取り組み、全体での効率を考えていきましょう。
具体的には、
自分の教科のテスト作りよりも学年の仕事を優先させる。
のような感じです。
気持ち的には自分の仕事を早く終わらせたいのもわかります。
ですが、端から見ると自分勝手な人と見られてしまうので後々自分のためになりません。
常に、この仕事は誰か自分以外の人が関わっているかどうかを考えておいた方がいいでしょう。
2.すぐに終わる仕事
働いていると、他の先生から
「これ確認しておいて」と、
すぐに終わるような仕事も振られる事があります。
そういったものは、言われた瞬間にやるようにしましょう。
「簡単だから後でやろう」と先送りしていると
最悪忘れてしまうことになったり、
あれもやらなきゃいけないこれもやらなきゃいけないと焦ったり
してしまいます。
目安として30分以内でできるような事はすぐに取り掛かってしまった方がいいでしょう。
また、学年の仕事で1人1人の時間が5分位で終わるような仕事が振られたときは、全部自分でやってしまうと学年に貢献することができます。
小さい事でもすぐに終わるような事は積極的に自分でやっていくといいでしょう。
3.自分の仕事
最後に自分の仕事です。
ここまでくれば、
どんなに力を入れようとどんなに力を抜こうと自分の仕事なので、自分の責任です。
自分でコントロールできるので、好きなようにできます。
逆に、この時に他の仕事が頭にあると手がつかなくなることもあります。
だからこそ、
自分の仕事に集中するために上の1と2の仕事についてはさっさとやってしまいましょう。
このように、優先順位を決めておくことで余裕を持って取り組むことができます。
2.完璧を目指さない
続いて完璧を目指さないことです。
100点を目指さないようにするとも言えます。
学校の先生は学校での生活に慣れているので、100点を目指そうとする人が多いと思います。
ですが100点を目指そうとすると多くの時間を割かなければなりません。
しかし、多くの時間を割いてもそれに見合った成果を上げられない仕事も多々あります。
だからこそ、最低限の合格点あたりを目指して取り組むといいでしょう。
具体的には70点位です。
僕個人としては、どんな仕事でもたたき台を作るつもりで50点位を目指しています。
なんだかんだ、50点位でいいと思うと、すぐに取り組むことができます。
もっというと50点位で取り掛かり始めたものが意外と70点80点位の仕事になっていたりします。
最初から完璧を目指そうとせず、
50~70点位の気持ちで取り組み始めた方が、気持ちが楽に余裕を持って取り組むことができます。
教員の中には完璧主義者が多いです。
「そこまでやるの?」と思うような人もいます。
裏を返せば、時間をかけようと思うといくらでもかけることができてしまうということです。
そうなってくると毎日12時過ぎに帰るような状態になってしまいます。
周りにそういう先生もいるのではないでしょうか。
もし、自分がそのような先生だとしたら一度思い切って手を抜いてみることをオススメします。
重要な仕事を手を抜いてしまうとドキドキすると思うので、
わりとどうでもいい仕事で試してみて下さい。意外と何とかなったりしますよ。
3.人間関係を良くしておく
意外と軽視されがちなのは職場の人間関係です。
学校はチームで動くものが多いので、
仕事においては人間関係を良くしておくに越した事はありません。
人間関係が悪いと邪魔をされたり、情報が回って来なかったりすることもあります。
幸い自分はその経験はありませんが、話を聞いた事はあります。
例えば、「学年での集会があるのに自分だけその情報が入ってこないで移動が遅れてしまった。」
など嘘のような本当の話を聞いたことがあります。
そういったことも踏まえ、常に職場の人間関係を良くしておくことが大切だと思います。
ただ、どうやったら人間関係を良くするかも問題だと思います。
これは上で示したように、
手伝えるものを自分から手伝う事です。
特にすぐ終わるような仕事で学年の仕事があれば、それを自分が引き受けて解決します。
かけた時間よりリターンが大きいので積極的に行っていきましょう。
全てが全て自分でやる必要はありません。
大変な仕事を自分で抱えてしまって余裕がなくなってしまったら元も子もありません。
簡単に終わる仕事や、自分が得意な仕事を引き受けることで自分も良く相手も良く周りも良くなってきます。
まとめ
以上仕事を早く終える方法を紹介しました。
もちろん今回紹介したことが全てではありません。
もっと具体的な方法もありますが、
今回は大枠のお話をさせていただきました。
何か新しい発見があれば幸いです。
最後まで見ていただきありがとうございました。