【保存版】放送委員会の先生が運動会に向けてすること【実況例文あり】
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放送委員会の担当だけど、運動会は何をすればいいんだろう?

 

今日は、こんな疑問にお答えします。

こんにちは!私は小学校でも中学校でも放送委員会の担当になったことがあります。運動会で放送は花形!しっかり準備して子ども達に取り組ませたいですね!

放送委員会の担当になった先生、お疲れ様です。

運動会では『曲が流れたら入場する』こともありますし、『演技の紹介を放送する』こともあり、放送はとても重要な仕事です。

そんな大事な仕事、何から手をつければいいかわからないよ〜。

 

安心してください。運動会の放送はほとんどやることが決まっているので、難しく考える必要はありません。初任者の先生が担当になったとしてもわかるようにポイントを絞って解説しますので、一緒にがんばりましょう!

運動会の前準備〜放送設備と機材の点検

運動会をそろそろ意識し始める時期になったら、放送担当は前もって準備することがあります。

 

それは、放送設備と機材の点検です。

 

放送委員会の担当者として、当たり前ですが、放送用の設備や機材の点検と準備が重要です。

確認する設備や機材は次のようなものです。

確認する設備や機材

・マイク

・スピーカー

・録音機材

・カメラ

・ケーブル

・バッテリー

もし、壊れているものや古くなって挙動が怪しいものは、必要に応じて修理や交換を行いましょう。(体育主任や教頭先生にお願いします。)

学校によっては、放送担当とカメラ担当が別のところもあると思うので、学校の実態に合わせてください。

 

 

また、運動場に設備を設置する場合、設営作業を計画しましょう。

校庭にあるコンセントの位置を確認し、どこから電源を引っ張ってくるか確認し導線を確保します。

当日はたくさんの人が来ますので、ケーブルを蹴飛ばされたりして電源が落ちるようなことは絶対に避けましょう。

 

放送の計画

機材や設備の確認ができたら、次は放送の計画を立てます。

担当範囲の決定・原稿音源収集

体育主任等に確認をして、演技だけ放送すればよいのか、開閉会式も担当するのか、など、放送委員会が担当する放送を決定します。

自分達の担当範囲を決めないで進めてしまうと、本番直前になって担当がいない!ということになってしまうので、考えられることは先に考えておきましょう。

たとえ、自分たちの責任でなくとも、放送関係のミスはすべて放送委員会担当が背負わされます。自分達を守るためにも担当範囲はしっかりとおさえましょう。

放送する範囲が決まったら、放送原稿や音源を集めます

もちろん、この原稿や音源は、各競技の担当におまかせします。

最初の段階で完璧な原稿は上がってこないのが普通なので、締め切りは早めに設定しておきましょう。

 

曲の指定がない場合は、2023 ポップ・ヒット・マーチ ~新時代/Habit~のようなCDがあると便利です。流行りの曲が『並足』や『駆足』のようにアレンジされているので、何も考えずにそのまま流せます。

 

担当学年の決定

原稿や音源を収集している間に、どの演技にどの学年を担当させるかを決めておきます。

エクセルやスプレッドシートにまとめておくと編集や共有が楽なのでオススメです。

種  目 学年 種別 担当学年 担当者 入場曲 演技中 退場曲

 

上のように、担当が誰なのか、入場曲や演技中はどのような曲を流すのかを一覧にしておきます。

担当者は、アナウンスと機器操作の2人にしておきましょう。

担当学年は、先生があらかじめ決めておくと、実際に子ども達に選ばせる時にスムーズに進みます。ここも、最初から完璧を目指すのではなく、大雑把に割り振っておき、実際にやってみる中で調整しておけば問題ありません。

 

ちなみに、スプレッドシートで作成すると、グーグルクラスルームに貼り付けることで、子ども達が勝手に担当者の名前を入力してくれます。

子ども達も自分たちのペースで進められ、先生も一々入力する手間が省けるので、スプレッドシート×クラスルームがオススメです。

 

放送の練習

それぞれの担当が決まったら、あとは練習あるのみです。

担当の先生から放送原稿が上がってくるので、それを読む練習をします。

入場と退場については、放送原稿をそのままスラスラと読めるようになればOKです。

練習をするときには、特別な理由がない限り、実際の放送する場所に行き、マイクを使って練習しましょう。

子ども達にとって、校庭でマイクを使って話す経験はほとんどありません。

時間が限られている中ですが、できるだけ本番と同じ条件で練習する機会を与えましょう。

 

実況練習 〜型を教えて準備すれば堂々と実況できる〜

また、表現演技以外には実況があります。放送委員の腕の見せ所です。

その場の雰囲気で実況できる子は大丈夫ですが、難しいならある程度実況の型や例文を作ってあげましょう。

 

徒競走やリレーの例文

スタート

「第〇走者がスタートしました。○組が速いです。○組頑張ってください!」

「今、ピストルが鳴り、一斉にスタートしました。ぐんぐんスピードに乗っています!」

「第○走者がスタートし、力強いスタートダッシュを切りました!最初の瞬間から○組がリードを取ることに成功しました!」

レース途中

「〇組と〇組が競り合っています。どちらも一歩も譲らず、白熱の競争が続いています。〇組も〇組も頑張ってください!」

「〇組、追いつきそうです!〇組の後ろまで迫っています。このままのペースで競走が続けられるでしょうか?」

「〇組、速いです!他の組も追いつこうと頑張っています。」

「○組が転んでしまいました!最後まであきらめずに頑張ってください!」

「〇チームと△チームが並んだ!これはどうなるのでしょうか!どちらも一歩も譲りません。」

レース終盤

「〇組、最後の走者にバトンが渡りました。最後の最後まで何が起こるかわかりません!」

「○組と○組がデッドヒートを繰り広げています!どちらが勝ってもおかしくありません!選手たちに大きな声援をお願いします!」

「現在5メートル以上離されていますが、〇組が追い上げています!粘り強く走っています。」

「レースも終盤です、どの組もラストスパートを見せています!」

「ゴールまでもう少しです!アンカーの選手は、どのように駆け抜けるでしょうか?」

ゴール

「○組がリードしています!そのまま○組が1位でゴール!2位は○組です!」

「優勝は○組です!見事な走りで1位に輝きました。」

「2位に輝いた○組、最後まで健闘した選手に大きな拍手をお願いします。」

すべてを言う必要はありません。

スタートで1回、レース途中に1回、ゴールで1回、と1レースで3回実況ができれば運動会の子どもの実況としては合格点です。

 

まとめ

以上運動会での放送委員会についてでした。

放送委員会の担当になった先生の役に立てていれば幸いです。

『実況』と聞くと萎縮してしまう子が多いですが、どのタイミングで何を言うかを決めておけば堂々と実況することができます!

ぜひ、子ども達とともに運動会を成功させてください!

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