【アドラー心理学】子どもが自分で考える力をつけるためには、子どもを認めることが必要

先生の仕事

今、現代はVUCA(ブーカ)の時代と言われています。

VUCA(ブーカ)とは、Volatility(変動性)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性)という4つのキーワードの頭文字を取った言葉で、変化が激しく、あらやるものを取り巻く環境が複雑性を増し、想定外の事象が発生する将来予測が困難な状態を指します。(出典:リクルートマネジメント)

このように変化が激しい時代では、自分で考える力を身に付けていないと生きていくことが困難になります。

なぜなら、変化の激しい時代は、常に正解が変わっていくからです。正解が変わるということは、誰かに教えてもらうことができなくなるということです。

子どものうちから、自分で考えずにいつも誰かの言われた通りに動いていると、自分一人で生きていけない受身人間になってしまいます。

だからこそ、子どもたちには、社会に出る前に自分で考える力を身に付けさせていかなければなりません。

そのためには、大人が上から命令させて従わせるだけでなく、子どもを対等に扱うことが重要です。

今日の参考文献は、大ヒットベストセラー『嫌われる勇気』(ダイヤモンド社)です。有名すぎるほど有名ですね。

この本は、オーストリアの精神科医、心理学者で社会理論家のアルフレッド・アドラーの「アドラー心理学」を解説した本です。

アドラー心理学には様々な理論があり、教育に関するものもあります。その基本は、「人間はすべて平等であり、大人も子どもも対等である」という考えにあります。

アドラーはカウンセリングで子どもを勇気づけ、「私には能力がある」「私は認められている」と感じられる心を育てることを目指しました。

今日は「大人も子どもも対等である」という考えに基づき、子どもを対等に扱う方法を4つ紹介していきます。

 

子どもを対等に扱う方法

子どもを対等に扱う方法は以下の4つです。

  1. 子どもの課題を解決しない
  2. 子どもの話をよく聞く
  3. 言葉遣いに気をつける
  4. 自分の感情に気付く

4つとも、大人と子どもを区別しないという視点に立ちます。

では、それぞれ見ていきましょう。

 

子どもの課題を解決しない

子どもの課題を大人が先回りして解決してはいけません

トラブルや困難を体験させたくないという気持ちは十分理解できます。

先生は、トラブルがあると保護者からクレームが入る可能性があるから尚更ですよね。

しかし、本当に子どものことを思うなら、子どもが課題にぶつかったらそれを子ども自身に考えさせましょう。

失敗してもいいのです。むしろ、子どもの頃から失敗の経験がないと大きくなったときに失敗を恐れるようになり、あらゆることに挑戦しない大人になってしまいます。

もちろん、大怪我をする可能性があるとか、誰かを傷つけてしまうとか致命傷は避けなければなりません。

ですが、そうでないなら、子どもの課題を大人が先回りして解決してしまうのではなく、子どもを信頼して任せてみましょう。

そして、自分で考えて乗り越えることができれば、子どもな自分に能力があると感じられるようになります。

 

子どもの話をよく聞く

子どもの話をよく聞きましょう。

子どもはときにとんでもない発想をします。

学校で子ども達と関わっていると「本当に頭柔らかいな〜」と思うことがたくさんあります。

しかし、先生や保護者などの大人が『子どもは大人より下』という固定観念があると、子どもの話に耳を傾けず、「〇〇しなさい」と命令してしまいます。

それを繰り返していくと、子どもは「どうせ自分で考えても意味がない…」と考えることをやめてしまいます。

もちろん、いつも画期的なアイデアが出てくるということはありません。正直、意味がないアイデアもあります。

しかし、子どもが自分で考え、それを大人がしっかりと聞いてあげることで子どもの発想力はどんどん伸びていきます。

結果的に、子どもは自分の考えに自信をもつことができるようになります。

 

言葉遣いに気をつける

子どもに対しての言葉遣いを丁寧にしましょう。

命令したり従わせようする表現にならず、感情的になってこじれることが少なくなります。

先生は子どもを呼ぶときには「苗字+さん」がおすすめです。

呼び捨てにすると強い言葉が出やすくなります。

もし、強い言葉が出そうになったら↓を思い出してください。

相模 せすな on Twitter: "愛染隊長の「あまり強い言葉を使うなよ、弱く見えるぞ」って言葉があるけどトップの方が強い言葉を使うと、それ以外は震えるしかないと思う今日この頃。 https://t.co/wgBCqjHXFK" / Twitter

(出典:BLEACH)

自分の感情に気付く

子どもに対して、怒りや不安、心配といったマイナスの感情があると、子どもを恐れさせたり、言うことを無理に聞かせようとします。

自分が忙しいと気持ちに余裕がなく、手っ取り早く子どもに言うことを聞かせたくなりますよね。

マイナスの感情からは、「何回言ったらわかるの」「いいから〇〇しなさい」「△△に決まってるじゃない」といった命令や、反論の余地のない強い言葉が生まれ、「大人が上で子どもが下」という一方的な関係性が強く出てしまします。

もし、自分のマイナスの感情に気づいたなら、場所を変えるなどしてクールダウンし、「自分は子どもの課題に干渉しているだけではないか」「もっと子どもの気持ちに歩み寄れないか」と冷静に考えることをおすすめします。

ただ、自分のマイナスの感情に気付くのは難しいです。

そのため、普段から、自分のマイナスの感情が出てきたら体のどこにどのような感覚があるかを探っておくといいですね。僕の場合は、焦ると脇にじわりと汗をかき、怒りの感情がわくと頭に血が上った感覚があります。

このように、普段から、自分の体にどのような感覚があるかを知っておくと、逆に、体にその感覚があるとマイナスの感情が湧いているんだなと認識することができます。

まとめ

以上、子どもを対等に扱う方法を4つ紹介しました。

もう一度見てみると以下の4つです。

  1. 子どもの課題を解決しない
  2. 子どもの話をよく聞く
  3. 言葉遣いに気をつける
  4. 自分の感情に気付く

子どもに自信を持たせるためには子どもを認めてあげることが大切です。

しかし、一朝一夕で子どもを認めてあげることはできません。

長い年月をかけ、少しずつ認めていく必要があります。

だからこそ、今日の内容を頭に入れて子ども達と関わっていきたいですね。

一緒に頑張りましょう。

以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。

参考文献です。

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