特別活動主任になったら考えること【校務分掌】
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特別活動主任の仕事は、

その学校すべての子ども達の活動に関わります。

各種行事の企画運営をはじめ、普段の学校生活にも仕事があるので、

一年間ずっと何かしらの締め切りに追われる仕事です。

一言で言うと大変です。一年中繁忙期みたいな感じ笑

多くは、その学校に赴任して数年経った若い教員に役割が回ってくる職務ですね。

校務分掌に大変さが見える指標があったら、特別活動主任は間違いなく上位にくるでしょう。

 

特別活動主任に決まった瞬間にすること

4月、職員会議で自分が特別活動主任に決まってしまったら…。

まずは深呼吸をして現実を受け止めます。

その後、4月のうちに以下のことをしておきましょう。

  • 前年度の引き継ぎ資料を読む
  • 仕事の割り振りを考える
  • 4月の行事の要項作り
  • ミニ研修

前年度の引き継ぎ資料を読む

基本的には赴任していきなり特別活動主任を任されることはあまり無いと思いますが、もしそうなってしまった場合は、前年度の特別活動主任が残した引き継ぎ資料をしっかりと読みましょう。

その際、前年度に作成された一年間のデータを確認し、大体いつ頃に何をしなければいけないのかの見通しをもっておきましょう。

前年度の反省や改善点もあれば内容を確認しておきます。

仕事の割り振りを考える

特別活動の担当職員と顔合わせをして、仕事の割り振りを決めます。

学校の規模によっては一人だけしかいない場合もありますが、可能なら各学年に一人ずつ担当をお願いしてみましょう。

主任が全てやる必要はありません。

むしろ一人では絶対にできません。

 

割り振りは、普段の活動と行事の両方で考えましょう。

普段の活動では、専門委員会担当・生徒会役員担当・連絡調整担当などですね。

専門委員会では、学期に何回かある活動のまとめ役です。各専門委員会の担当の先生を決める、各委員会の主な活動内容の確認、場合によっては委員会の統廃合の検討などを行います。4月の発足に向けての説明会の準備も進めてもらいます。

生徒会役員では、生徒会の役員の子達と直接関わり動かしていく担当です。これは主任が請け負うことが多いですね。毎週または、月に何度か役員の子達と定例会を開催し、行事の準備や話合いを行います。大体が行事の企画運営になりますが、急に仕事が降ってくる場合があるので、その都度、子どもたちに任せることを決め準備をさせていきます。

連絡調整担当は、主に教務主任や教頭、校長と連絡をとります。特に、子ども達が関わる行事を行うにあたり、時間割りの変更や調整をお願いすることが多いので、教務主任とは連絡を密に行います。また、その他の先生方にもお願いすることが多々あるので、周りの先生との関係も良好にしておくことが求められます。

一応担当は決めますが、特別活動主任は全てやるつもりでいましょう。何かしらの質問があった時に答えられるようになっていれば大丈夫です。

 

4月の行事の要項作り

前年度の特別活動主任が作ってくれていたらその要項を読むだけで大丈夫です。

しかし、その引き継ぎがなければ自分で作らなければなりません。

新入生歓迎会、部活動説明会、専門委員会説明会など

特に最近は、新型コロナウイルス感染症の影響で、オンラインでの開催が多くなってきています。

その学校の実態にもよりますが、オンラインでの開催の場合、どのように配信するのか、どこから配信するのか、生徒はどこに行くのか、代表生徒はどのように動かすのか、テレビやタブレットの数は足りているのかなど、学校に初めて赴任した先生が見てわかるように作らなければなりません。

4月は生徒も先生も慣れていないため、必ずと言っていいほど機材トラブルが起こります。ですが、4月のうちにやっておかないと、後々本当に使わなければならない時に困ってしまうので、少しでも可能性がある場合はオンラインでの開催もこの時期にやっておきましょう。

 

ミニ研修

特別活動の中には様々な活動があります。

その中に学級の話合い活動の充実も含まれています。

話合い活動がない1年はありません。

なので、余裕があれば4月のうちに話合い活動のミニ研修を行っておきましょう。

話合い活動の研修は、対象は担任を任された若い職員で、内容は話合い活動の行わせ方・先生の心構えなど基本的なことです。対象や内容を絞ることで意味のある研修になります。

講師は自分でやってもいいですが、学級活動担当の先生や小学校の指導をしていた先生にお願いしましょう。

たくさんの先生の力を借りることで自分も楽ができますし、今後の先生方への協力もしやすくなります。

 

特別活動主任は、大変な仕事と言われますが、一番子ども達の活動の関われる良さがあります。

言われた仕事ではなく、自分から仕事を生み出すこともできるのでより主体的になり他の先生よりモチベーションが高くなります。

また、一度経験すると、学校の一年間の動きが理解できたり、先生方の得意なことや苦手なことを把握しやすくなります。そうなると普段の学校生活も過ごしやすくなります。

特別活動主任を経験できる人は学校内で何人もいません。任された人はいい機会だと思って一緒に頑張っていきましょう。

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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