こんにちは。
3月に入り、もう少しで今年度も終わりですね。なんだか寂しくなります。
今日は、そんな寂しさを吹き飛ばす心温まる物語をお届けします。
さて、みなさんは子どもの頃に観たテレビで印象に残ってるものはありますか?
今まで忘れていたのに、急に思い出すものです。
しかも、それが自分の人生に大きく影響を与えている。
今日は、昔テレビで観たプロゴルファーの話を紹介します。
このプロゴルファーの話は、
「最近、何か嫌なことばっかり起こるな〜」
と悩んでいる人の役に立つ話だと思います。
それを聞いて、かわいそうに思ったビンセンツォは
獲得したばかりの賞金の小切手を、彼女に渡してしまったのです。
その翌週の試合で、
デ・ビンセンツォがカントリークラブで食事をしていると、
ゴルフ協会のスタッフが彼のもとにやってきました。
それを聞いて、デ・ビンセンツォはこう続けたそうです。
デ・ビンセンツォはそう言って、
笑いながら喜んだそうです。
いかがですか?すごくないですか?懐の深さが半端ないですよね。
僕自身もこの話を聞いて、カッコイイな〜って思いました。
不幸自慢をしても、
悲劇のヒロインを演じても
周りは同情してくれるかもしれませんが、現状は良くなることはありません。
それなら、逆にポジティブな面に目を向けたほうが、割り切れて次の行動にうつすことができます。
このような感じで、「うわっ」と思った時、すぐに「まだましだったな」ということを探します。
デ・ビンセンツォについて、ネットで調べてみると、もう1つエピソードが見つかりました。
同伴競技者のアーロンに対しても、
恨み言のようなことは一切、口にしなかったと言います。
奇しくもこの日、4月14日は彼の45回目の誕生日でした。
デ・ビンセンツォはマスターズで優勝することは出来ませんでしたが、
彼のその潔い姿勢は、世界中のゴルフファンの胸を打ったのでした。
今回の物語は、私たちにとって多くの教訓を含んでいます。
何か嫌だなと感じた時、デ・ビンセンツォのように前向きな姿勢を持つことが、自分自身を明るく照らす助けになるのだと思います。
優勝賞金の小切手を・・・。
彼の名前はロベルト・デ・ビンセンツォ。 アルゼンチン出身のプロゴルファーです。 彼がとあるトーナメントで優勝した時の話です。 優勝賞金の小切手を受け取って、帰る準備をしていました。 するとそこで、一人の女性がデ・ビンセンツォに話しかけてきました。 彼女は、デ・ビンセンツォに向かってこう言いました。
自分には子供がいて、今重い病気にかかって死にかけています。ですが、お金がなくて、医者に見せることもできません。
スタッフ
先週駐車場で、あなたがトーナメントに勝った後、そこで女性に会っていたと聞きましたが・・・。
ビンセンツォ
ああ
スタッフ
実は・・・。その女は詐欺師だったんです。病気の赤ん坊なんて、いなかったんですよ!
ビンセンツォ
えっ?
スタッフ
結婚すらしていなかったんです。あなたはだまされたんですよ!!!
ビンセンツォ
じゃあ、死にかけている赤ん坊なんて実際はいなかったということかい?
スタッフ
ええ、そういうことです・・・。
ビンセンツォ
そうか。そいつは今週で一番の良い知らせだね。
ボン先生
この話を聞いてから、何か悪いことがあってもその中に何かしらポジティブな面を見つけるようにしています。
例えば・・・
手を怪我した→まだ鉛筆は持てるからラッキーだな。
ものを無くした→スマホとか財布じゃなくてラッキーだった。
クラスの子が授業中にうるさくてイライラする→教室を飛び出していかないだけましか。
ボン先生
思うだけでなく、口にだして誰かに伝えることも結構オススメです。
マスターズでのゴルフ史上最大の悲劇
1968年のマスターズ・トーナメント最終日 デ・ビンセンツォはその日「65」のスコアをマークして首位だったボブ・ゴールビーと並びました。 そのまま行けば、 翌日に18ホールのプレーオフとなるはずだったのですが・・・。 同伴競技者のトミー・アーロンが、 デ・ビンセンツォの17番、パー4でバーディ「3」のスコアを不注意で「4」とスコアカードに記入。 そのスコアカードをデ・ビンセンツォに渡し、 その間違いに気づくことなく、サインをしてそのまま提出。 「65」であったはずのスコアは「66」となってしまいました。 この結果、プレーオフは行われることなく、 ボブ・ゴールビーがこの年のマスターズの優勝者となりました。 その時、デ・ビンセンツォはこのように語ったそうです。ビンセンツォ
2位という結果は受け入れることができないが、ルールは受け入れる
人生の教訓
デ・ビンセンツォの物語から学べるのは、どんな状況でもポジティブな面を見つけ、それを力に変えることの大切さです。 成功も失敗も、全て自分自身で受け入れることが、人間としての成長につながるのですね。ボン先生
成功している人は、良い意味で全てを自分のせいだと考えていますね。
成功も失敗も全て自分で受け入れるから、成功する時はより成功し、失敗しても人間味が増すのかなと思いました。