今日は、今振り返ってみて、教員になって身に付いていたスキルを書き出してみます。
意図的に身につけようと努力したスキルもあれば、自然と身についてしまったスキルもあります。
これから、今教員の方に共感を得られる内容になっていると思うのでぜひみてみてください。
ではいきましょう!
教員になって身に付いたスキル7選
まずは、全体像です。
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理不尽なことを言われても耐えられる力
簡単に言うと忍耐力です。
教員になって一番最初に思い浮かべたのはこの力です。
長時間労働、理不尽な要求、話の伝わらない方々への対応、土日出勤など
教員なりたてのころは、
「これが、社会に出るってことか…」
と全てを受け入れていました。
しかし、ある程度慣れてきて周りが見えてくると異常であったことに気づきます。
気づいた頃には、もう多少のことには動じない忍耐力が身に付いています。
良い人、嫌な人関わらず無難にやり過ごすためのコミュニケーション能力
教員は子供からお年寄りまで幅広い年代の人と関わります。
その中には子供であっても大人であっても、ちゃんと話がわかる人もいれば、何を言っても伝わらない人もいます。
そんな人たちにこちらの思いを伝えるためには、普通に言っても伝わりません。
相手に合わせて、相手がわかるような言葉で、相手が納得するように話をしなければなりません。
そんなことを繰り返していくと、少し話すだけで、(この人にはどういう風に言えば伝わりやすいか)などと考えながら話すことができるようなります。
結果、みんな口癖が「すみません」になっていく気がします。
学校の先生の「すみません」率は異常。
無駄な仕事を早くを終えるためのパソコンスキル
指導案やらレポートやらテストの成績やら今はみんなパソコンで作ります。
ですから、Word、Excel、PowerPoint、一太郎など基本的なソフトは使えるようにならざるをえません。
最近は、Googleが提供しているアプリケーションを使うようになるので、GoogleスライドやGoogleドキュメントジャムボードなど一通りが使えるようになります。
これは、教員以外の職業でも身に付きますかね。
毎日の習慣で身に付くプレゼンテーション能力
教員は毎日授業をします。
もちろん相手は子どもです。
そして、塾と大きく違うのは、子どものモチベーションです。
つまり、目の前にいる子どものやる気は、子ども同士でも全く違いますし、同じ子でも教科によって、時間帯によっても変わってきます。
ですから、そういった子どもたちに合わせた授業をしなければなりません。
必然的に声の抑揚や間の取り方、ジェスチャーなどを取り入れるプレゼンテーション能力が鍛えられます。
どんなことにも「YES」しか言えない中で身に付く対応力
教員は社会の必要とされる知識や技能を子ども達に教えるよう言いつけられます。
それらの拒否権はありません。
毎年毎年新しいことがどんどん増えていきます。
新しい事は増えるのに前の事は消えていきません。
次から次へとやってくる新しいことに対して対応していかなければなりません。
国や教育委員会から来ることもあれば、保護者からの要望されることもあります。
いずれにせよ、「ノー」は言えません。答えは全て「イエス」です。
神経質なほど身に付く人権意識
学級通信や学校便りなどのお便りで、子どもの名前を載せる時、一文字でも間違えているとそこアウトです。
神経質になるくらい言葉の使い方に気をつけます。
学校生活で子どもに指導する時でも、その子自身を貶めるような発言や、誤解を与えるような表現があるとクレームが来ます。
誤解のないように、相手が納得するように細心の注意を払って話す必要があります。
そうしたことを繰り返していると、勝手に人権意識が身に付いていきます。
あきらめる力
理不尽なことを言われても頑張って仕事をし、自分とは相容れない人たちと一緒に仕事をし、理解度がバラバラな子たちへ頑張って授業し、国や保護者に言われたことに対応し、配慮に配慮を重ねて指導しても、教員へのクレームが耐えません。
そうなってくると、どうにかしてやろうと言う気持ちはだんだんなくなっていきます。
その結果、最強の力「あきらめる力」が身に付きます。
言い換えると期待しない力ともいえます。
この力が身に付くと、嫌な事でも淡々と続けることができるようになります。
熱い情熱はなくなりますがその分一定のパフォーマンスを発揮できるようになります。
まとめ
以上、今日は教員になると身に付くスキルを紹介しました。
すでに教員の方には共感いただけたのではないでしょうか。
ところどころ、誇張した表現がありましたが、気にしないでください。
自分の経験を振り返り言語化してみると
(自分もちゃんと成長してるんだな)
と思えるのでぜひ皆さんもやってみてください。
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