【数学授業開き】four fours【算数でも数学でも使える!】
※アフィリエイト広告を利用しています

こんにちは!

数学の授業開きって何をすればいいんだろう?

授業開きって悩みますよね。

先生の自己紹介と授業の進め方は説明するかもしれませんが、その後の時間を持て余す・・・。

4月は子どもたちも緊張しているから、最初は数学に関係のあるゲームをするのがオススメです!!

今日は、four fours(4つの4)という数学ネタを紹介します。

four foursは中学生だけでなく、小学生でも使えるので計算の単元の導入や時間が余ったときのネタとして持っておくだけでも便利です。

それでは、今日は、four foursでの授業開きの仕方を詳しく説明していきます!

four foursでの授業開き

目的と伝えたいこと

授業の最初なので、これから続いていく数学という授業でどのようなことを知って欲しいのか、どのような授業にしていきたいのかを伝えることが大切です。

  • 計算だけでも楽しいこと。
  • 加減乗除の順番を確認できたこと。
  • 最初は『正の数、負の数』という単元を行う。そこでの計算も小学校のときの計算の順番が大切になること
  • 算数では正確な答えを出すのが大切、数学では答えを導くまでの過程に焦点を当てていくこと
  • クラス全員で課題を解決していくこと
  • 授業に積極的に参加する(授業に貢献する)
  • 自分の考えを大切にする

では、次に実際の流れについて説明していきます。

four fours(4つの4)

準備物

とくにありません。

ペンとノートがあれば大丈夫です。

ワークシートの方がやりやすい人は ↓ を参考にしてみてください。

four fours(ワークシート)

four foursの簡単な概要

4 4 4 4

4が4つ並んでいます。

この4の間に+ - × ÷ ( ) などの計算記号を入れて答えが0~10になる計算式を作ります。

このとき44や444とみることも可能です。

+ - × ÷ ( ) だけなら中学1年生や小学生。

それに累乗を加えれば中学2年生。

さらに根号を加えれば中学3年生というように、計算記号をどこまで扱うかによって幅広い年代で通用するネタです。

授業の流れ

授業の流れは先生によってアレンジを加えても大丈夫です。

今回は一般的な授業の流れ、個人で考えて全体で共有して最後にまとめという流れで行います。

①個人

今日は数学の授業の初めなので、four foursというゲームをやっていこうと思います。
わーい。ゲームだ。でも、four foursってなーに?
ルールは難しくないよ。今ここに4つの4があります。この間に+とかーとかの計算記号を入れると答えが色々できるよね。例えば、答えが「0」にするにはどうすればいい?
4+4-4-4
(4÷4)-(4÷4)

そうですね。答えが「0」になるのはいくつかパターンがあります。

このように、今度は答えが1〜10になるように計算記号を入れてみてください。

全部できたらすごいですよ!

よしやってみよう!!

このような流れで、ルール説明を含めて答えが0になる式を一緒に考えたあと、残りの1~10を個人で考えます。

その間、先生は机間指導をします。

机間指導をしているときに計算の順序が正しくできているか確認します。

特に計算が苦手な子はすべて左から計算するものだという思い込みがあるので、( )が抜けがちになります。

丁寧に「最初に計算するのは何だっけ?」と聞いて間違いに気付かせてあげましょう。

答えが1になる式から考えてもいいですが、とりあえず記号を入れてみることも大切です。

②全体

①の個人で考えているときに先生は黒板に「4 4 4 4」を書いておきましょう。

できた人を指名し板書させます。

だんだん埋まってきますが、5・7・10が中々埋まりません。

このとき、先生方の授業方針によりますが、

周りの友達に聞きに出歩いてもいいよ

と言うと、学び合い(教え合い)の形がつくれます。

それでも埋まらないようだったら、

子ども達の様子を見ながら、必要に応じてヒントを与えます。

「5」にするには、20÷4の形にすればいいよね。

「7」と「10」は44をうまく使うとできるよ。

できたところで終了。

③まとめ

まずは、頑張った子ども達を褒めましょう。

最初の授業で、クラス全員の力を合わせて課題をクリアした経験をさせます。

すると、同じクラスの生徒達は敵ではなく味方なんだと意識することができます。

そして、計算だけでも楽しいこと。

加減乗除の順番を確認できたこと。

中学校1年生では始めに『正の数、負の数』という単元を行うこと。

ここでの計算でも、小学校のときの計算の順番が大切になること。等を伝えます。

最後に、黒板に書いた式と自分の式が同じではないものを挙げてもらいます。

答えが間違っていないのに式が違う。

数学では当たり前のことですが意外と子ども達は驚きます。

そこで、算数では正確な答えを出すのが大切でしたが、数学では答えを導くまでの過程に焦点を当てていくことを伝えます。

つまり、人それぞれ自分の意見をもつことが大切です。

一人一つの意見があれば、クラス分の考えを共有することができます。

最終的には勉強は個人だとは思いますが、

自分の意見をどんどん発信していくことで

巡り巡って自分のところにも有益な情報が舞い込んできます。

要するに、積極的に授業に貢献しましょう。

以上のようなことを最後に伝えて授業は終了です。

今回は10までしか考えてませんがそれ以降も考えてレポートのようにしても良いですね。

fourfoursでした。参考になれば嬉しいです。

解答例

0 = 44 – 44 = 4 ÷ 4 + 4 – 4

1 = 44 ÷ 44 = 4 ÷ 4 + 4 ÷ 4

2 = 4 ÷ 4 + 4 ÷ 4

3 = (4 × 4 – 4) ÷ 4

4 = 4 + 4 × (4 – 4)

5 = (4 × 4 + 4) ÷ 4

6 = (4 + 4) ÷ 4 + 4

7 = 4 – 4 ÷ 4 + 4 = 44÷4-4

8 = 4 + 4 – 4 + 4

9 = 4 + 4 + 4 ÷ 4

10 = (44 – 4) ÷ 4

おすすめの記事