自主学習ノートの活用法
担任の先生として、やっぱりクラスの生徒には勉強してもらいたいですよね。
その気持ちもあり、クラスの生徒に自主学習を勧めている先生も多いと思います。
学校全体で決まっているところもありますね。
自主学習をやるメリットはたくさんあります。
その1つは勉強の習慣を身に付けられることです。
基本的には自主学習なので家で取り組みます。
その取り組みを毎日繰り返していけば習慣になります。
習慣にさえなれば、『勉強しない日がない』状況を作り出すことができます。
そこまでいけば、進路選択の幅がグッと広がってきます。
どんな生徒でも授業を受ける時間は同じです。
だからこそ、自分でどのくらい自主学習に時間をかけたかが最終的に合否に関わってきます。
子供たちの生活にとって勉強は比重が大きいです。
特に受験生は部活を引退した後が勝負です。
部活を引退する前に少しでもいいから家に帰って勉強する習慣があると、引退後から一気に伸びていくでしょう。
習慣をつけるのは日数が必要なので、できるだけ早いうちから取り掛かれるといいですね。
次に、勉強に対してのモチベーションが上がることです。
授業のように決められたものをただこなすと言うわけではなく、自分でやりたいものを自分で決めて取り組むのでモチベーションが上がります。
自分の得意なところを伸ばしたり、苦手なところを克服したりと、それが自分で決められるというのが自主学習のメリットです。
どんなことでも、自己決定したものに関しては責任感が生まれます。自主学習であっても同じことです。
小さいことかもしれませんがその責任感を上手に活用して、高いモチベーションのまま勉強できると伸び率も上がってきます。
続いて、自学で使ったノートの活用法です。
ただ自分で自主学習をさせるのでは面白くありません。
子供たちが努力を積み上げたノートを活用していきましょう。
多くの子供たちは勉強する方法を学んできていません。
先生によっては「こういうことをするといいよ」と言うふうにアドバイスをする人もいます。
ですが、自分も含めてそこまで専門性に秀でた先生も多くないのが実情です。
だから、多くの子供たちは勉強する方法を知りたがっています。
世の中には勉強法に関する本がたくさん出回っています。
しかし、そういった本を読む、情報感度の高い子はそんなに多くありません。
だからこそ、勉強法を子供たちに気づかせたり教えたりすることが担任の先生の役目の1つであると思います。
先生からアドバイスするだけでもいいですが、オススメは自学ノート展として、他の人の自学ノートを見ることです。
自学ノート展
そのやり方もとても簡単です。
1.自分の自学ノートで1番頑張ったページや工夫したページを開きます。
2.そのページに大きな付箋を貼り、自分で工夫したところや頑張ったところを書き、その付箋をノートに貼ります。
3.小さな付箋を2種類用意し、付箋と筆記用具を持ちながら教室内を自由に周り、友達の自学ノートを見ていきます。
4.小さな付箋の一方には友達のノートを見て良かったところや真似したいことなどコメントを書き、そのノートに貼っていきます。Twitterで言うところの『いいねボタン』みたいなイメージです。
5.もう一方の付箋は投票用として、クラスで1番良いと思ったノートに貼らせます。
そしてクラスの中で1番良いノートを見つけていきます。
ここで注意をしなきゃいけないのが、1番投票が多かったからといって、他のノートがダメだという訳ではありません。
結局は自分に合ったノートを作っていくのが1番だと思います。
まとめ
以上、自主学習のメリットとそのノートの活用法について紹介しました。自学ノート展は意外と子供たちからの評判も良いのでぜひ試してみてください!