【寒苦鳥】時間の使い方の大切さを教える小話
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寒苦鳥(かんくどり)

中学時代に先生から聞いた話はふとした時に思い出したりしますよね。

「なんで今まで忘れていたんだろう、というか何で今思い出したんだろう」という瞬間を経験している人も多いはず。

今日が僕にとってその日でした。

僕が思い出した話は中学時代に担任の先生が話してくれた『寒苦鳥』という話です。

この話はその先生の創作らしいですが、妙に頭に残っていたのでご紹介します。

『寒苦鳥(かんくどり)』

あるところに一羽の鳥がいました。

この鳥は寒苦鳥という名前です。

寒苦鳥はその名の通り寒さに弱い鳥です。

特に冬の寒い時期、太陽が落ちた夜は、かなり気温が下がり、毎日のように寒さに凍えて「早く太陽が上らないか」と祈りながら朝をじっと待っている状態です。

何日も、寒さに凍える日を過ごした寒苦鳥はついに決心をしました。

「もう我慢できない。明日は太陽が出ているうちに寒さ対策に巣を作ろう。」

そう決めました。

そして、次の朝。

太陽が上ると段々と気温が上がってきます。

気温が上がってくると寒苦鳥は「なんだ。やっぱり全然寒くないじゃん。これなら、巣を作らなくても大丈夫だな。遊びに行こう。」
と遊びに出かけてしまいました。

そして、また日が落ちて寒くなってくると、当然寒苦鳥は寒くて寒くてとても苦しみます。
「今日はなんで巣を作らなかったんだ。明日こそ必ず巣を作るぞ」と思い、次の朝を祈りながら迎えました。
次の朝、気温が上がると、また、遊びに出かけてしまいました。
そして、夜になると苦しみます。
それが毎日のように繰り返されます。
結局、寒苦鳥は巣を作ることなく、毎日夜になると、寒さに苦しんで一生を終えていきました。

時間をどう使えばいいか

こんなお話です。

話自体は単純ですね。

楽しい時間を自分の将来のために使うことの大切さを教えるお話です。

自分の時間を一度でも削って巣を作れば、その後は夜になっても寒さに苦しめられることは無いはずです。

その一度の行動が出来るかどうかが未来の成功に繋がります。

中学生に置き換えると、自由な時間にゲームをやって一日を過ごすと、ゲームをしているときは楽しくて最高かもしれませんが、夜になると、「はぁ〜。今日も一日を無駄にしてしまった。」と自分を責める結果になってしまいます。

楽しい時間と自分の未来のための時間、両方をバランスよく使えるといいですね。

今日、僕自信が思い出したので、今僕が受け持っている生徒にも話をしていこうかと思います。

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