
三者面談の戦略
夏休みですね。
とりあえず一学期が終わってほっとする時期ですが、夏休みは三者面談があるので、まだまだ気が抜けない先生もいるかと思います。
僕もその1人です。
三者面談が得意だという人はそんなに多くないのではないと思います。
上手く言葉が出なくて気まずい時間を過ごした経験がある人もいるのではないでしょうか。
あのなんとも言えない時間は考えるだけでもゾッとしますね。笑
しかも、保護者によっては話す人も話さな人もいて、こちらに好意的な人も敵意を向けてくる人もいるのでその時々で相手に合わせなければならないのが大変ですよね。
いつもは子どもと接しているので保護者の方と話すのは気を遣います。
何より厄介なのが、子どもが良い子だからといって保護者も良い方だとは限らないことです。
僕も三者面談でキレられた事があります。辛いですよね。
僕はそもそも人と話すのがそんなに得意ではありません。
ですが、三者面談に関してはあることを意識すると乗り切ることができます。
今日は三者面談でのコツを紹介していきます。
三者面談のコツ
三者面談で困ることは以下の二つだと思います。
- 何を話すかド忘れする
- 話が続かない
それぞれの対策を考えていきます。
何を話すかド忘れしてしまう
まずはド忘れ問題です。
何話せばいいかド忘れしてしまうと頭の中がパニックになってどうしようもなくなってしまいます。
その方策として単純ですが
黒板やホワイトボードに箇条書きにしておく
ことが効果的です。
三者面談は限られた時間の中で、提出物を回収したり、伝えなければならない情報を伝達したりします。
何か一つでも伝え忘れがあると再度連絡しなければならいので確実にやることはやっておきたいですよね。
ですから、そのときに回収するものや伝えること渡すことを黒板やホワイトボードに大きく書いておきましょう。
事前に三者面談の流れを学年で打ち合わせると思うので、その内容を盛り込みつつ自分が話したいことも書いておくといいでしょう。
よく、打ち合わせでもらった紙だったり小さな付箋に書いている人もいますが、それはオススメしません。
なぜなら、三者面談のときには先生方の机には面談資料で散乱している可能性が高いからです。
同じサイズの紙ならもちろん小さな付箋だと見落としてしまいがちなので、あえて黒板やホワイトボードに大きく書いておくことをおすすめします。
「そんなことするのは恥ずかしい」
と思う方もいるかもしれません。
ですが、伝えるべきこと伝えられなかったり渡すものを渡せなかったりするよりはよっぽどマシです。
さらに、一度黒板やホワイトボードに書いておけば、時間の変更にもバッチリ対応できます。
なにより、場当たり的な面談にならないので、自分が安心して取り組むことができます。
これから面談がある方は是非やってみてください。
話が続かない
続いては話が続かない問題です。
上でも述べましたが、面談における沈黙の時間はかなり辛いです。
その方策としては、
子どもと保護者に話をさせる
ことです。単純ですよね。
とかく、我々教師は面談となると自分が話さなければならないと思ってしまいます。
ですが、別にそんなルールはないですよね。
結果的に子どもの現状やこれからの生活が良くなれば良いわけです。
ですから、それに向かっているなら誰が話してもいいですよね。
なので、最初に子どもに学校生活の振り返りを話してもらいます。
学習面や生活面、部活や友達関係など、子どものことはその子自身が一番知っているので直接話してもらった方がいいです。
ただ、いきなり話してと言っても話せる子ばかりではないので、事前に子ども達全員に
「面談では振り返りを話してもらうから考えておいてね」
と伝えておくことが必要です。
その話をもとに、担任目線で付け加えやさらに褒めるところを話すことができれば的外れな面談にはなりません。
その後、ご家庭での様子を保護者に聞けばある程度『面談やった感』がでます。
必要事項を済ませて三者が話せば残り時間は後わずかです。
その後はどうとでもなります。
このやり方を知ってからは面談がかなり楽になりました。
面談前にその子の生活を全部思い出さなくてもよいので、準備もほとんど要りません。
直接話してもらったことについてプラスな声掛けをすれば良いので満足度も高いです。
毎回話すネタを探している人におすすめです。
お試しあれ
まとめ
今日は三者面談のコツを紹介しました。
- 何を話すかド忘れする
- 話が続かない
もともと話すのが得意ではない僕が、こうすればある程度は三者面談のやった感がでるな、というものを紹介したので、ぜひ試してみてください。
以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございます。