こんにちは。
今日は、1年生の授業開きから『正の数負の数』の計算の練習にも使えるネタを紹介します。
目的と伝えたいこと
- 負の数に慣れる
- 負の数の計算を楽しく行う
- 負の数の計算の規則
- グループの仲間との関係作り
カードゲーム
準備:カード (画用紙に -9 ~ +9 まで書き、印刷すればできます。)
トランプでも代用できます。
負の数の概念を理解させてからカードゲームを行います。
①隣同士
まずは、負の数に慣れることから始めます。
カードをすべて裏向きにして一人一枚ずつめくり、数が大きい方が勝ちです。
例えば、+4と+7なら+7が勝ちです。
同じ正の数同士なら勝ち負けは簡単に判断できます。
+4と-7なら+4が勝ちです。
正の数と負の数なら正の数が勝ちになります。
-4と-7なら-4が勝ちです。
同じ負の数同士なら絶対値が小さい方が勝ちです。
まず、5回戦行います。
5回戦行った後、生徒に判断が難しかったカードのペアを聞きます。
負の数同士の勝敗が難しかったという意見が多く出ます。
そこで、負の数の補足説明をします。
具体的には、数直線を使います。
黒板に数直線をかきます。
右に+、左に-を書きます。
「+」「-」は向き、数は0からの距離(絶対値として)と捉えさせます。
右にある方が大きくなります。
説明が終わったら、また5回戦行います。
②グループ
次は計算を取り入れます。
授業開きでは厳しいかもしれませんが、正負の数の加減乗除を学んだ後に取り組むことができます。
4人グループ(2ペア)になりカードを2セット(合計38枚)用意します。
カードをすべて裏向きにして一人ずつカードを取っていきます。
自分たちの手札のカードを足します。ポイントが高いペアが勝ちです。
例えば、Aチームが+5と-1、Bチームが-3と-6なら
Aチーム・・・(+5)+(-1)=+4
Bチーム・・・(-3)+(-6)=-9
でAチームに1ポイントです。
これをカードがなくなるまで行い、合計ポイントを競います。
負の数のカードを取ってしまうとポイントが下がってしまうので、負の数のカードを取ってしまうと残念がる様子が面白いです。
足し算ではなく、かけ算にすると勝敗がひっくり返るのでより面白くなります。
学級の様子を見ながら、4人グループ(2人チーム)ではなく、6人(3人チーム)8人(4人チーム)としていくと、計算のレベルも上がるのでおすすめです。
オマケ
カードを自分で作るのが面倒な場合、トランプでも代用できます。
ハートとダイヤのカードがプラス
クローバーとスペードのカードがマイナス
としてカードゲームを行わせてもできます。
以上です。