こんばんは。
今日は1年生の授業開きに使えるネタを紹介します。
題材名は分数サイコロです。
目的と伝えたいこと
- 小学生が苦手としている分数の復習
- これから始まる数学の授業の流れの確認
- 分数はノートを2行使って大きく書いてくこと
- グループで協力していくこと
- 自分の知識がクラス全体の財産になること
- 数学は楽しいこと
分数サイコロ
準備物:サイコロ×グループ数
概要: A/B × C/D
サイコロの出た目を、順にABCDに代入して式を作ります。
その分数の問題を計算するシンプルな題材です。
サイコロ一つあれば1296通りの問題が作れます。
6面サイコロ以外のサイコロがあるとより応用が利きます。
学級の実態に合わせて問題を変えていくと面白いです。
A/BをA×Bにすれば簡単になります。
A/B÷C/Dにすれば難しくなります。
①個人戦
最初は、ルール説明を含めて個人戦にします。
教師がサイコロを4回振り、黒板に数字を書いていきます。
一斉にスタートして早い人が勝ちです。
上位10人までにしたり、時間制限にしたりすると盛り上がります。
②グループで個人戦
次に4人グループにして取り組みます。
一人一回サイコロを振り問題を作ります。
数字が出揃ったら班の中で競争します。
1位が3ポイント2位が2ポイント3位が1ポイントです。
時間を決めて取り組ませます。
③グループで団体戦
次に4人グループで団体戦を行います。
②と同じように一人一回サイコロを振り問題を作ります。
グループ全員の答えが同じだったら1ポイントです。
教師主導で問題数や時間を決めて行い、優勝グループを決めます。
④まとめ
活動だけで終わってしまうのはもったいないです。
しっかり、活動の中にも学びがあったことを確認していきます。
今日行った流れを確認しながらこれからの授業の流れを説明します。
1 最初は個人で考える。
2 次にグループで協力して問題を解決する。
3 最後に全体で共有して誰か一人の知識を全員に共有してクラスの財産にしていく。
例えば、今回の分数の計算でもコツのようなものを心得ている子がいると思います。
計算してから約分するのではなく、最初に約分してから計算する等
簡単なことですが、計算ミスを減らす大切な考えですよね。
工夫して計算している子を机間指導をしているときに見つけておくとスムーズです。
工夫していた子に発表させて全体で共有します。
全体で共有したあともう一問だけ全員でやってみます。
「お~!」って感動する子が現れると、コツを伝授した子も嬉しそうにしますね。
以上です。
授業開きの時間は楽しくありたいです。
算数や数学が苦手な子も得意な子も楽しかったと感じてもらえるような題材を探していきたいです。