教員として働くためには人間関係がとても大切です。
教員は子どもと接することがメインの仕事かと思われがちですが、子ども以外にも保護者や他の先生などの大人と接する機会も多々あります。当たり前ですね。
しかも、その学校で教員として働いていく上では、子どもより大人との人間関係の良し悪しがとても重要です。ちょー大事!
そこで、今日は大人、特に他の先生から好かれる先生の特徴を紹介していきます。
ちなみに、嫌われる先生はこちらです。
好かれる先生の特徴とそのメリット
結論から言うと、好かれる先生の特徴は以下の6個です。
- 仕事が速い
- 仕事が丁寧
- 話が面白い
- 一生懸命感がある
- 陰口を言わない
- 的確なアドバイスをしてもらえる
全てを満たしている必要はありませんが、複数個あるいは1個だけでもこれらの特徴をもっていると周りから好かれるようになります。
確かに一理あります。
でも、先生として働く上では周りの先生から好かれていたほうがとても有利なんですよ。
理由はただ一つです。周りから好かれる先生は、自分がやることに対して肯定的な反応をもらえるようになるからです。つまり、周りの先生が応援してくれるようになるのです。
そう思う人もいるかも知れませんが、学校では周りの先生から『応援される』ことがかなり重要です。
なぜなら、自分の苦手なことをお願いすることができるからです。
ご存知の通り、学校の先生というのは、授業をしたり、子どもを相手にしたり、保護者や地域の人などの大人を相手にしたり、事務仕事をしたり、とやらなければいけない仕事がかなり多いです。
その中で、自分が他の先生と比べて得意なこともあれば、逆に自分が苦手なこともあります。すべてを完璧にこなせる人は多くありません。僕も無理です。
だからこそ、僕たちは応援してもらえる人を目指すべきなのです。
応援してもらえる人は、自分の苦手な仕事を得意な人にお願いすることができるのです。
こうすることで、自分は自分の得意なことに集中するから心も身体も余裕が出てきますし、苦手なことで頭を悩ませる必要もなくなります。
それでは、好かれる特徴をそれぞれ見ていきましょう。
仕事が速い
仕事を後回しにせずに、すぐに取り組む人は好かれます。
学校の仕事は一人ではできませんから、自分が受け持った仕事をお願いすることは誰でもあります。
ある程度の経験年数が増えて主任レベルになってくると、仕事を振る機会が多くなってきます。
このとき、誰に仕事を振りたいかというと「期限内に仕事を終わらせてくれる人」です。
相手がいくら頑張っていたとしても、期限を過ぎてしまうと自分の仕事が進まなくなってしまいます。
結果、仕事を速く終わらせる人には多くの仕事が入るようになり、それらを期限内に片付けていくことで最終的にはその人の信頼が高まります。
当たり前のことかもしれませんが、その当たり前の積み重ねが信頼をつくります。
特に、若手の方は大きな分掌を持たされる機会は少ないと思うので、任された仕事はすぐに手をつける習慣を身につけることをオススメします。
仕事が丁寧
次に、仕事が丁寧でやり直しが少ない人です。
表面的な仕事ではなく、細部にまで気を利かせて仕事を仕上げる人は、
そう思わせます。
具体的には、ある行事の要項を作る時、日時・場所・内容などの情報に加え、誰先生がどこにいついけばいいか、とか、子どもがいつのタイミングでどの経路で進むか、など何も知らない人が見ても理解できるようなものを仕上げます。
要するに、与えられた仕事に対し、自分がその仕事を受け持ったらどうするかを考えて解決策と一緒に提案できる人です。
話が面白い
職員室で先生たちが雑談をしているとき、話が面白い人は好かれますよね。
芸人さんのような面白いことを言う人ということではありません。
どちらかと言うと、ブラックジョークやユーモアのセンスがある人という感じです。
質問されたときの受け答えが「ププッ」と吹き出してしまうような、鋭さのあるコメントをすると、頭の回転がいい『話が面白い人』という印象を与えることができます。
そうですよね。わかります。では、一つ例を挙げます。
例えば、他の先生がグチを言ってきたときの返しを考えてみましょう。
普通だったら、
このように、相手に共感するような受け答えになると思います。
ですが、ここに少しユーモアを加えてみます。
こんな感じで普段は使わないような言葉を入れてみると、相手も「クスッ」と笑ってくれることがあります。
一生懸命感がある
これは若手の先生向けです。
どんな仕事に対しても、一生懸命にやっている姿が伝わると好かれます。
その仕事のできが上手くいっていなくても大丈夫。
汗水流して考え、今の自分にできることを一生懸命やった感が大事です。
あの人は一生懸命やってるから、応援してあげたくなるんだよね、という感じで愛されキャラになれると先輩の先生たちからのサポートがたくさん受けられます。
逆に、文句やマイナスな言葉ばかり言っていると一生懸命感はでないので好かれません。当たり前ですね。
陰口を言わない
これは好かれる先生というか、人として好かれますね。
学校にはいろいろな考えをもった先生がいますから、もちろん意見が合わなくなることは多々あります。
その場で、相手に向かって意見を言うならまだしも、その場では従ったふりをして、相手がいなくなったときにその文句を言ったり、その人の悪口を言ったりする人は好かれません。
なぜなら、自分も同じように陰口の対象になっているんじゃないかと心配になってしまうからです。
自分が信頼できない人を好きになる人はいません。
逆に、陰口を一切言わない人は重宝されます。好かれます。
先生たちは基本自分の考えを聞いてもらいたい人が多いです。
そこで、その話を批判することも陰口を言うこともなく聞いてくれる人がいれば、どんどん話すようになります。
自分の話を聞いてもらったのだからその人にとっては大切な人になることができます。
これが好かれる一番の理由です。
YESマンになる必要はありませんが、人の話をよく聞くことが好かれる一番の近道ですね。
的確なアドバイスをしてもらえる
主任や先輩など、下に人がいる人が対象です。
相談しやすいということも大切ですが、その後のアドバイスが的確だとかなり信頼され好かれます。
さらに加えて、そのアドバイス通りにやってうまくいったとしても、自分の手柄にせずに、アドバイスをした相手の手柄のように謙虚さを見せられるとさらに好印象ですね。
頼りになる主任にはこのような人が多いのではないでしょうか。
親身に話を聞いてくれてアドバイスをしてくれる。そのアドバイスを取り入れたら悩みが解決されしかもその労を労ってもらえる。人として完成されていますね。
そんな主任にはめったには出会えませんが、僕は一度だけ出会ったことがあります。
本当に尊敬できる主任でした。
後輩ができる立場になったらその人を見習って見本にしていきたいと思わせてくれる方でした。
まとめ
以上、先生から好かれる先生の特徴を紹介しました。
働いていく上で納得がいかないことやむかつくことは必ず起きます。しかし、そこで自分の感情のままに行動してしまい信頼を崩してしまうのは長期的に良くはなりません。
そこで、自分をコントロールできる人が好かれる人になります。
感情的な人は人間味があり、それはそれで魅力があります。
しかし、長期的に見て、できるだけ多くの先生から応援される先生を目指すことで自分の能力以上の成果を上げることができます。
人間関係も戦略的に構築していきましょう。
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何かしら参考になれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。