先生として働いていると子どもと接することは多くなりますよね。当たり前です。子どもと何年か接してみて気付いたことがあるので書いていきたいと思います。
子どもは良くも悪くも素直
子どもの反応は素直です。多くのことを『好き』か『嫌い』かで判断します。子どもにとって「未来を考えて今の行動を選択する」ことは本当に難しいことです。勉強が『嫌い』だから勉強はしない。あの子が『好き』だからあの子とだけ一緒にいたい。多くの子どもにとって、未来がどうなるかではなく、今自分がどう思っているかが大切です。これが、未来に目を向けて今の選択ができるようになると、行動の面では大人への仲間入りなんだと思います。
まとめ
多くの子どもは、行動の前に感情があります。感情として『好き』なことには一生懸命取り組むし『嫌い』なことには手をつけようとは思いません。子どもが子供であるが所以ですね。
つまり、子どもにとっては「何を言うかではなく誰が言うか」が重要なんだと思います。子どもが嫌いな相手がどんなに素晴らしいことを話しても伝わりません。逆に、子どもが好きな相手だと、ありきたりなことでも十分に伝わります。
先生として何ができるか
子どもに伝えたいことがあるとき、そのときだけ言いたいことを考えても意味がなく、いつその時がきてもいいように、普段から子どもとの信頼関係を築いていくことが大切なのだと思います。
子どもと信頼関係を築くために、授業が大事とか言われることもあります。ですが、もっと簡単にできることがあります。それは、『子どものミスを内緒で許す』ことです。もちろん、何度も何度もミスをしていたら子どもが成長する機会を奪ってしまうのでいけません。ですが、本当に申し訳なく思っている時に内緒で許してあげると、少しだけ信頼を得ることができます。「人間なんだから間違うこともあるよね。次は気をつけてね。」叱ることも先生の仕事ですが許すことも先生の仕事だと思います。