先生の仕事の一つに「丸つけ」があります。
毎日毎日、職員室には何かしら丸つけしている先生はいます。
この仕事は他の先生に任せるのは難しいので自分でやらなきゃいけない仕事です。
こうした、『自分でやらないといけない』かつ『年に何回もやる必要がある』仕事は効率化する対象です。
少しでも効率化して1分でも1秒でも早く帰りましょう。

こんにちは、ボン(@bonjinnobouken)です。20代後半の中学校数学教員です。丸つけはその日のうちに終わらせています。
この記事が少しでもみなさんの役に立てれば嬉しいです!!
丸つけをとっとと片付けて早く帰ろう
学期末はテストの時期です。この時期、先生方は丸つけに追われているのではないでしょうか。
所謂繁忙期ですね。まあ、先生は毎日繁忙期ですが。笑
テストはやる前とやっている時は気持ち的に楽ですが、終わった直後から丸つけ地獄になるので気持ちが落ち込みます。まるでジェットコースターのようですね。
そんな気持ちとはできるだけ早くおさらばしたい!
今日は僕が意識している丸つけの事前準備と具体的な丸つけの仕方を紹介します。
少しでもお役に立ててれば幸いです。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
丸つけの事前準備
まずはなんと言っても事前準備が大切です。
事前準備とは、第一に丸つけをするための場所の確保で第二に丸つけの準備です。
それぞれ順に見ていきましょう。
丸つけをするための場所の確保
どこで丸つけをするかはとても重要です。これを意識するだけで帰る時間を1時間早くできると言っても過言ではありません。
みなさんはどこで丸つけをしていますか?
多くの先生方が話したり仕事をしたりしている職員室で丸つけをやっていませんか?
これはよくありません!
自分は丸つけに集中しようとしても、話し声が聞こえてきてしまうと意識がそちらに移ってしまいます。これがよくない!!
一度逸れた意識を元に戻すのにはかなりの時間がかかってしまいます。
意識が逸れてまた戻してを繰り返していたら効率がだだ下がりしてしまうのは明らかですよね。
他の先生から仕事をお願いされたりでもしたらさらに時間がかかってしまいます。
そこで、オススメなのが単純ですが邪魔されない場所で丸つけをすることです。
授業中なら場所は選べませんが、放課後に丸つけをする場合は場所を選んで丸つけるようにしましょう。
担任の先生なら自分の教室。
担任を持っていない先生は空いている教室をお借りしましょう。
そうすることで、

この仕事誰かに手伝って欲しいんだけどな〜。でも、〇〇先生は見当たらないから別の先生にお願いしよう。
という感じで、職員室にいる先生から自分に余計な仕事を振られることがなくなります。
必要な道具だけ持ってさっさと教室に篭りましょう!
また、スマートフォンが目の届く位置にあるのもよくありません。
なぜなら、人間はスマートフォンがあるだけで注意力が持っていかれてしまうからです。画面が「ピロンッ」と光るだけでそちらを見てしまう経験はみなさんあるはず!
こうなると、知らず知らずのうちにスマートフォンに手が伸びてしまいます。
職員室に置いてくるのもいいですが、結局スマートフォンが見えなければいいので、教室の手の届かない場所に置いたりタオルか何かを被せたりして丸つけに集中できるようにしましょう。
早く終われば好きなだけスマホを弄れるのでそれまで我慢です。
丸つけの準備
場所が決まったら次は丸つけの準備です。
必要な道具は、基本以下の6つです。
解答用紙、問題用紙1枚、模範解答、赤ペン、名簿、クリップ |
解答用紙は、名前の近くに合計点数を書けるように作っておくのがオススメです。なぜなら、名前と点数が一目でわかると点数をパソコンに入力する時にミスが起きづらくなるからです。また、大問ごとに小計を書けるスペースも作っておくと合計点数を求めやすくなります。
問題用紙を持っていくのは、証明問題や説明の問題など、問題を確認しないといけない場合が発生するからです。
模範解答には、一問ごとに②とか③とか点数を書いておきます。そして、知識・技能と思考・判断・表現のどの観点の問題なのかをハッキリさせておくとかなり捗ります。
赤ペンは、ボールペンでも採点ペンでも構いません。ただ、採点ペンの方が改ざんされるリスクは減ります。予備のインクもあるといいかもしれません。
名簿は点数を控えておくものです。後々、パソコンに入力して印刷してもいいです。
クリップは解答用紙を落としてしまった時にバラバラにならないようにするためです。また、雑にめくっても大丈夫なのでスピードがアップします。
事前の準備がとても大切です!!
具体的な丸つけの仕方 〜丸よりバツから付けよ〜
事前準備を終えたら実際に丸つけをしていきます。
みなさんは丸つけをどうやっていますか?
どうと聞かれても困るかもしれませんね。
多くの方は順番に丸を付けるだけではないでしょうか。
『丸つけ』が〇か✕かを付けるだけの仕事なら、順番通りに丸を付けてもいいと思います。
ですが、そうではないですよね。
遠足は帰るまでが遠足と言われますが、丸つけは点数を入れるまでが丸つけです。
ですから、点数を入れることを頭に入れながら○×をつけていく必要があります。
当たり前ですが、点数は〇の数を数えて入れていきます。
つまり、バツは点数に絡まないので最初にバツを付けていく方が効率よくなります。
先に丸をつけてしまうと、『丸の数を数える』という工程が加わるので時間のロスになります。
というわけで、答案を見たら最初にバツを付け、後から丸を付けていくことをオススメします。
このときに、模範解答に配点を書いておくと、いちいち「ここ何点問題だっけ?」と手を止める必要がなくなってきます。
大問ごとの点数が出たら最後に合計点数を記入していきます。
このとき、できれば電卓を使わないで暗算した方が早くなります。暗算のコツは、先に10の位だけを足して頭の中で覚えておきます。その後1の位だけ足して先程の数と足すと合計が出てきます。
観点の小計を作っているなら、その観点を大問ごとに入れるとより効率的です。
丸つけと点数入れを別々に行う方もいますが、個人的には2周目があると心が折れるので1周で終わるようにしています。
1周したらもうそのクラスは完了している状態です。こっちの方が達成感があります。
もちろん個人差はありますが…。
しかし、裏面まで解答があるとか、証明や記述問題で一つずつ丁寧に見たい時には臨機応変に使い分けていく必要がありますね。
ここまでをまとめると、バツは最初に付け、配点を覚えておき、丸を付けながら頭の中で点数を足し、そのまま小計に書き込みます。最後に小計を足して合計にする。
バツを付ける→丸を付けながら数える→小計に点数を書く→合計の計算
この流れをスムーズにできるようになると無駄がなくなります。
まとめ
以上僕が意識している丸つけのコツについて紹介しました。
丸つけは先生なら必ずある仕事です。
今回ご紹介したやり方でなくても自分に合ったやり方を自分で探していくことが大切だと思います。
ゲーム感覚で十分です。
少し工夫するだけでタイムが縮むとそれだけで嬉しくなります。
早く帰れるよう一緒に頑張っていきましょう!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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