話す力を身に付けさせるために一分間スピーチがおすすめです。
学級担任として皆さんは子供たちにどのような能力をつけていきたいですか。
もちろん入試を据えて学力を身につけられることも1番ですね。
ですが、果たしてそれだけで子供たちは中学校を卒業した後生きていくことができるのでしょうか。
僕自身中学校時代は勉強がそこそこでき、高校に難なく進みましたが所詮それだけです。
人とコミニケーション取るのも苦手でしたし、一般知識も全然持ち合わせていませんでした。
いわゆる『生きる力』が何もない状態。
そういった自分の経験を踏まえ、今の子供たちには義務教育が終わるまでに社会に出ても生きていける力を身に付けて欲しいと思います。
自分の意見をまとめて話す力を身に付けさせよう
その1つとして考えるのが、自分の意見をまとめて話すことです。
多くの子たちにとって人の前で話すことというのは苦手意識があるみたいです。
それはそのはず、中学生ぐらいになると思春期に入り恥ずかしがってしまい、みんなの前で意見を発表すると言う機会が少なくなってしまいます。
それが積み重なり、中学校卒業する頃には何も話せない、話そうとすると頭の中が真っ白になる、と言う子も少なくありません。
ですから、少しずつでも自分の意見をまとめて発表する機会を作る必要があります。
中学生でも1分間スピーチは有効
そこでオススメなのが1分間スピーチです。
中学校なら朝の会や帰りの会があります。
その時間に、毎日1人ずつ、1分間でお題について話すようにします。
スピーチ係と言う係を作り、朝の会にお題を決めて帰りの会でスピーチをする。
このお題もみんな共通でもいいですし、クラスの中から募集をかけても面白いと思います。
また、先生の役目としては、話すのが苦手な子へのサポートです。
一日の中で、話す内容を一緒に考えてあげることです。
そしてある程度内容が固まれば、自信を持って話すことができます。
もし上手に話すことができれば、褒めることもできますし、自信をつけさせることもできます。
話すスキルも身に付けさせよう
また、自分の「意見をまとめて話すこと」の中のスキルも教えられるといいですね。
例えば、お題があってもそのお題をそのまま言うのではなく少し自分が話しやすいようにお題を変えてしまうとか、声のトーンやスピード、表情、身振り手振りなど話す時の工夫とかです。
こうしたことを適宜、教師から伝えることで、実践力をつけさせていきたいですね。
またときには、先生が見本を見せても面白いかもしれません。
1分1分ぐらいならどんな話題でも話すことができますよね。
実際に話し方を学ばせる上でも見本を見せると子供たちも学ぶことができます。
一日一日、小さな積み重ねが後々の自分の将来に繋がります。
社会人になっても生きていけるだけの力を見出し子供たちに身につけさせていきたいですね。