僕は、先生として働き始めて6年目になる中学校数学教員です。
中堅と言われる年代になっています。
よく一般の企業に勤めている友達から
「先生ってなにがいいの?」
「先生で良かったことって何かある?」
などと言われることが多いです。
今日はそれらの疑問に自分なりに考えていこうと思います。
結論
先に結論から述べたいと思います。
先生の良さってなんだろうか?
と自分で考えて10個ぐらい考えました。
- 子どもの成長が見られる
- 感謝されることが多い
- 給料が安定
- 世間体が良い
- 配偶者の親のウケが良い
- 部活で汗が流せる
- 若いとモテる
- 福利厚生が安定してる
- 卒業生が会いに来てくれる
- 子どもの笑顔が見られる
では、それぞれ見ていきましょう。
①子どもの成長が見られる
なんと言ってもこれでしょう。
子ども達は8時に登校して16時頃下校します。
部活動を含めるとプラス1~2時間されます。
つまり、一日の半分以上を学校で過ごしていることになります。
長い時間子ども達と関わっているからこそ、沢山の姿を見ることができます。
行事、特に合唱コンクールでは、最初はちんぷんかんぷんだったクラスが、意見を文字通り言い合いながら少しずつ良くなっていく過程を見られます。
僕は、合唱コンクール本番で男女がハモるところが大好きです。毎回鳥肌が立ちます。それが自分のクラスだったときは涙がおさえられません。
ご家族の方々は完成形しか見ることができませんが、ずっと一緒にいる先生は最初から最後までどれほど成長してきたのかを味わうことが出来ます。
②感謝されることが多い
誠意をもって働いていると、子ども達からももちろんやその保護者からも感謝されます。
ここで言う誠意というのは、子どもの為を思って行動することです。
先生として働いていれば当たり前のことだと思います。
特に卒業のシーズンには感謝される機会が多くなります。
感謝されることがこんなにも次の活力になるのかと感じます。
③給料が安定
公務員ですからね。
安定といえば安定しています。
男女の差があまりないのも公務員の良さですよね。
今のところは、終身雇用で給料も年齢とともに確実に上がっていくので食べていくのには困りません。
④世間体が良い
これも意外と大きいメリットです。
誰もが知っている仕事、公務員、大卒以上と先生になった時点で社会的信頼は高いです。
ローン組む時にもクレジットの審査にもよっぽど過去にやらかしてなければ有効です。
⑤配偶者の親のウケが良い
④と似ていますが、相手方の保護者のからも安心されます。
ただ、公務員でも先生は特殊です。
相手も先生で大変なのを知っているから、同じ先生だと理解してもらえるから安心、というのが多いですね。
その結果、夫婦お互い先生という方々が多くなります。
⑥部活で汗が流せる
部活動には賛否が分かれるところですが、大人になってもスポーツができるというのはアリかなと思います。
自分がやってきたスポーツなら、自分もできるし教えられます。
やってきてないスポーツだと勉強しなければなりませんが、新しい趣味ができたと捉えられれば…これは環境に寄りますね。
僕は身体を動かすのが好きなので、スポーツできるから健康的だし、それでお金(少しですが)がもらえるからラッキーって感じです。
⑦若いとモテる
これは、特に初任から3年目までですね。
子ども達からしても年齢が近い先生の方が話しやすいですよね。
若い先生は子ども達から信頼されることは努力が必要ですが、親しみやすさはもともと備わっています。
若いというだけで休み時間には男の子からも女の子からも話しかけられます。
一年の終わりには告白めいた手紙をもらうこともあります。
一生のうちのモテ期は3回来ると言われていますが、間違いなく僕の1回はこの時期に来ました。
この時期に沢山の子ども達と関わり、先生として誠意をもって取り組んでいくと、信頼もされるようになっていきます。
⑧福利厚生が安定してる
先生の働き方に関する環境も段々と整ってきています。
健康保険、病気・負傷・出産等に関する短期給付、厚生年金・年金払い退職給付等の長期給付、貸付事業(一般・結婚・住宅等)、宿泊施設の割引利用や人間ドック等の福祉事業なども充実しています。
男性の育休取得など、子育ての環境も整っています。
⑨卒業生が会いに来てくれる
中学校だと3年間ポッキリの関係かと思われがちですが、3卒業生を送り出すと卒業生が会いに来てくれます。
子ども達の記憶の中に自分の存在が残っているのを感じるのはとても嬉しいです。
中でも、入学当初はやんちゃだった子が卒業間近になる頃には受け答えや立ち振る舞いが立派になっている成長する姿をみるとなんともいえない気持ちになります。
⑩子どもの笑顔が見られる
最終的にはここに落ち着きますね。
頑張っている姿や悩んでいる姿も素敵ですが、何よりも笑顔が一番です。
特に自分のアドバイスで子どもの問題を解決した時に見られる子どもの笑顔に勝るものはないと思います。
自分の存在が認められたとすら感じます。
まとめ
先生として働き始めて6年目、
改めて先生の良さ・魅力について考えてみました。
結局、先生を目指したのは、
先生=子どもと関われる仕事
だからです。
確かに、先生の仕事は辛いです。
ですが、子どもとたくさんの時間を共有し、子どもの笑顔を見ることができるのは先生の最大の魅力なのではないでしょうか。
以上最後まで読んでいただきありがとうございます。