部活動でもクラブチームでもやるからには勝ちにいきたいですよね。
しかし、僕は部活運営が上手ではなく、毎年同じような結果で終わってしまいます。
そこで今日は、「強いチームってどんなチームなんだろうか」と思ったときに購入した『最強をめざすチームビルディング』から、チャンピオンチームの共通点7C(Seven Characteristics=7つの特徴)を紹介します。
強いチームの特徴を知って自分のチームに照らし合わせてみてください。
7Cとは
7C(セブンシー)とは、種目・所属チーム・ジェンダーにかかわらずチャンピオンになるチームがもっている7つの特徴のことです。すべて頭文字がCからはじまる単語になっています。
その7つとは、以下の通りです。
- 共通目標(Common Goal)
- コミットメント(Commitment)
- 特別な役割(Complementary Roles)
- 明瞭なコミュニケーション(Clear Communication)
- 前向きな対立(Constructive Conflict)
- 選手の結束(Cohesion)
- 信頼されるコーチング(Credible Coaching)
それでは、それぞれ詳しく紹介していきます。
共通目標(Common Goal)
最初は、共通する目標が明確であるかということです。
チーム運営の初めの頃にはチーム目標を立てると思います。ですが、その目標がどの程度チーム全員い共有されているかが大切です。
個人それぞれに対しての目標はありますが、最終的なゴールをチームメンバー・コーチ・スタッフ全員が徹底しています。
そして、一人一人が「これこそが、われわれの進むべき方向であり、最終到達点である」という自覚がみなぎっています。
コミットメント(Commitment)
目標を決めたらそれに向けて決意をもって取り組みます。
ゴールに向かい、ただひたすらに努力を積み上げます。
その徹底度が平凡なチームとチャンピオンチームとでは大きな差があります。
「優勝したい」と口で言うことが簡単ですが、それを達成するまでにどれだけの時間を費やし、どれだけ本気で取り組むことができるかということは別問題です。
自分のチームが決意をもって取り組めているかは、チームに想定外の事態や不運なできごとが起こったときの態度に表れます。
最初から最後まで順調にいくことは稀で、必ず壁に当たります。そのときに諦めることなく努力をし続けることができるのがチャンピオンチームです。
また、チャンピオンチームに属している選手は、目標達成のための努力は惜しまないことは当たり前のこととして捉えています。
さらに、自分たちで目標を決めたという主体的な態度をもっているので、目標達成のために必要な苦労も当然のこととして受け入れる心構えがあります。
チャンピオンチームのメンバーは自分の不適切な行動がチームに悪影響を与えるということを自覚しています。やるべきことを個人レベルでなく、チーム全体として考えることが徹底されています。
特別な役割(Complementary Roles)
チャンピオンチームには、特別な役割を自ら進んで引き受け、毅然として果たそうとする選手が必ずいます。
特別な役割とは、必ずしも目に見えて誰もがやりたがる役割ではなく、むしろ、誰も引き受けそうにない損な役回りや、きつく、あまり見向きもされないものの方が多いです。
しかし、そうした役割を引き受けるメンバーがいるからこそ、チームが勝利に近づいていくようになります。
選手が個々に役割を担いながらチームの勝敗に関わると、単なる部分のつなぎ合わせからわ得られないシナジー効果が発揮されます。
明瞭なコミュニケーション(Clear Communication)
チャンピオンチームには、チーム全体に明瞭な、つまり気兼ねなくコミュニケーションがとれる雰囲気があります。
コーチと選手との間に緊張感がなく、なんでも言い合えるからこそ、目標・作戦戦術・勝利・チーム内の対立などについて曖昧さのない話し合いができます。
また、コートやグラウンド以外の場でも明確な意思疎通ができています。
したがって、指示を直接伝えられないゲーム状況でも、以心伝心に近いかたちでコーチの指示が選手に伝わり、また、勝利したときには素直に喜びを分かち合うこともできます。
選手とコーチという関係から一人の個人としての付き合いとなっています。
前向きな対立(Constructive Conflict)
どのようなチームであっても選手の対立で揉めることがあります。
しかし、チャンピオンチームはある種の対立は起こり得るものとして構えているので、そのような事態に遭遇してもうまくコントロールできます。
実際に揉めたとしても、さらなる団結や結束につながるように収束するので、決してチームの共通目標を見失ったりしません。
選手の結束(Cohesion)
選手同士の仲もよく、お互いをリスペクトしています。
練習やゲームから離れても、映画を見に行ったり、勉強をしたりするなどプライベートでも時間を共にすることが多いです。
義務感からチームのメンバーとプライベートも同じ時間一緒にいるわけでなく、心の底からお互いの付き合いを楽しんでいます。
信頼されるコーチング(Credible Coaching)
上記の6つの”C”を育み、組み合わせ、チェックするコーチの存在が必要となります。
チームには、選手が絶対の信頼を寄せ、可能性を最大限に引き出す手腕と能力を備えたコーチが必要です。
そのようなコーチは、備わっている持ち味を十分い発揮できるところまでチームを導きます。
自分のチームを振り返って
以上、チャンピオンチームの特徴である7Cを紹介しました。
いや〜、自分のチームと照らし合わせてみたら全然合致していませんでしたね。
チームの選手とのコミュニケーションは意識してきて、たくさんの意見を聞くことができましたが、チーム目標を徹底させることができていなかったなと反省しました。
目標を立てて終わってしまったありがちのパターンです。
次に自分のチームを作る機会があれば、上記の7Cを意識していこうと思います。
また、『最強をめざすチームビルディング』には以上の7Cを高めていくための手法が書かれています。もし興味があればチェックしてみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。