学校の時間割を不思議に思ったことありませんか。
何故一日に音楽体育美術技術家庭学活のようなラッキーデイがないのか。
月曜日から金曜日までで上手いことバラけているのか。
しかも、それがどのクラスを見てもそうなっている。この仕事をしている人が学校にはいます。
それが時間割担当者です。
所謂学校の校務分掌の一つです。
彼らはコンピュータや頭を駆使して学校のクラスに偏りが無いように時間割を組んでいます。
今日は時間割の仕事について話(愚痴)していきたいと思います。
新年度、この時期時間割担当の人は顔が死んできます。(唐突)時間割を作るのって大変なんです。
新年度に担当学年やクラスがわかると自分の準備もそこそこに時間割の仕事に取り掛かります。
新年度の準備を同じ学年の職員がどんどん進めていくのを後目に見ながら作業に入っていかなければなりません。
なぜなら、学校が始まって1週間後には検閲を通して子供たちに伝えなければならないからです。
時間割がなかったら授業なんて、できませんからね。
この仕事は年に何回もやらないので、まずは思い出す作業からです。
学校にパソコンのソフトがあればその設定をします。
先生、教科、担当クラス、時数TT、合同授業などを設定して授業のコマをつくっていきます。
昔は麻雀のコマのようなもので全部手作業で作っていたみたいですね。考えられません。
設定が終わったらAIの力を借りてコマを入れていきます。
上手くはまるかどうかは運否天賦です。
ハマっても教室が被ってたり、その学校での縛りがあると中々ゴールに辿り着きません。
この縛りが厄介この上ないんです。
縛りのある学校の時間割担当者は本当にお疲れ様です。
自分は教員になってほとんど時間割の担当になっているので、ハマった時の嬉しさも縛りが多くてその元凶の先生を恨む気持ちもわかります。
よく、時間割担当者は自分の授業うまく弄れるから役得でしょ。って言ってくる人もいますが、そんなことありません。
むしろ、縛りを解こうとした時に最初に犠牲になるのが自分達です。
元凶の先生のワガママを自分の首を締めながら解きほぐしていきます。
この担当になるとホントに学校の先生ってワガママが多いんだなって感じるし、言ったもん勝ちの世界だなって感じますね。
もし、周りに時間割担当者がいたら「ありがとう」と言ってあげてください。よろしくお願いします。
以上。時間割の仕事を紹介しました。