他人と比べてしまうあなたへ
新年度、6月ぐらいがある程度自分も子供達も学校に慣れてくる時期です。
4月5月は子供達も静かに過ごし、自分達の意見をあまり主張してきませんでした。
ですが、6月を越えてくると段々と本来の自分が出てきて、言いたいことをどんどん言うようになってきます。
それは、子供対子供でもありますし、子供対先生でもあります。
特に、新しく学年に配属されたり、新しく部活動の顧問になった方はそう感じているのではないでしょうか。
「去年の○○先生の授業では、こうだった。」
「前の顧問の先生はこういう風にしてくれた。」など、
そんなこと言われたってしょうがないじゃないか!
という感じですよね。
ですが、真面目な先生方の中には、こうした意見に真摯に向き合おうとして心が疲れてしまっている方もいるのではないでしょうか。
今日は、そうした先生達へ向けエールを送りたいと思います。
エールと言っても僕が考えていることをお伝えしていくだけです。少しでも励みになれば幸いです。
1.前の人のやり方を積極的に取り入れる
子供達の意見に心がやられてしまう先生は、「前の先生より上手くやらないと」と考えていることが多い気がします。
だから、前の先生がベテランであればあるほど、若い先生がより苦労しているのではないでしょうか。
そんな時は、諦めましょう。笑
自分でやらないとと思うのは大変素晴らしいことです。
ですが、何も前の先生のやり方を一から否定する必要もありません。
むしろ、「前はどうやってた?どうするとやりやすい?」と子供達に聞き、そのやり方を自分流にアレンジしていく方が、自分も子供達も安心できます。
最初から上手くやろうとせずに、まずは前の先生の真似から入っていき、『ここだけはこうしたい!』というとこから変えていきましょう。
これまでの良いところとこれからの良いところの両方の良いとこ取りをしていくイメージです。
『学ぶ』は『まねぶ』からきていると言われます。まずは真似るところから始めましょう。
2.最終的な選択は自己判断に委ねる
先生方の中に、子供を悪い方向に導こうとする人はいませんよね。
みんな、自分が良いと思うことを子供達に伝えているはずです。
そして、それはほとんど間違っていません。
だからこそ、先生方が信じたことを子供達に伝えた後、やるかやらないかは子供達に委ねましょう。
「自分が絶対に間違っていない、言う通りにしないやつは悪だ」と思っている先生は、体罰紛いのことをしてしまったり、余計に自分の指導力のなさに自信を失ってしまったりします。
子供達も自分に必要だと思うことには何も言わずともやります。
時には、もう手遅れの時期に気づいたりすることもあるかもしれません。ですが、それでも仕方がありません。
なぜなら、相手は自分の半分も生きていない子供だからです。
子供は気づく時に気づきます。強制させてしまうとその気づく力を奪ってしまう事になります。
そこに歯痒さを感じてしまう先生の気持ちも分かりますが、子供の成長のために堪えましょう。
堪えるのが難しいのも分かります。
だからこそ、最初から最終的には子供達に選択を委ねることを決めておくと自分の気持ちも落ち着かせることができます。
子供達が大切なことに気づいた時には爆発的に成長していきます。
大きい視点で見て、子供達が本当に成長するようにしていきたいですね。
まとめ
以上2つの事を書いてきました。
僕は「今のつらさは今後の糧になるよ」と言われてきました。
そんなのは嫌だ!今も今後も楽をしたい!当たり前です。
上に書いたことが、少しでも考え方の参考になれば幸いです。