- 自分がどういう人か確認する
- 仕事を振られたときどうするか
1.自分がどういう人か確認する
まずは、自分の仕事に対する考え方についてです。
ある程度仕事に慣れてくる2年目3年目、自分がどんな人になりたいかの方向性を決めていきましょう。大きく分けると下の3つですね。
- 教科指導を追究する
- 部活動で全国制覇する
- 仕事は仕事と割り切り、自分のプライベートを充実させる
もちろん1・2・3のどれかだけだということはありません。結局全てやることになりますから。 ただ、人それぞれ1・2・3の割合が違うと思います。
部活をトコトンやりたい人は1が10%、2が80%、3が10% 教科指導を突き詰めたい人は1が70%、2が0%、3が30%
みたいな感じです。みなさんも考えてみてください。
ここで、3番目の「仕事は仕事と割り切り、自分のプライベートを充実させる」の割合が他の2つより大きい人は、必然と仕事を効率的にこなすことに満足感を感じやすい人だと思います。
ちなみに、僕は1が10%、2が10%、3が80%です。圧倒的効率重視です。
次に、自分の性格も考えてみましょう。
みなさんは、身体が不健康なのことと、心に心配事があること、どちらが嫌ですか?
どちらが正解ということではありませんが、僕は心に心配事があることの方が嫌です。
心の中はいつもすっきりとしたまま仕事に取り組んでいたいですよね。だから仕事を早く終わらせることはパフォーマンスの維持に欠かせないことだと思います。
少なくとも、目の前にやらないといけないことがあるのに、頭の中で(あ、あれもやらないといけない。)とか(ヤバい、あの仕事まだやってなかった)とか考えていたら進むものの進みませんよね。
だからこそ、仕事が振られる前からどうするか考えておくことが大切なのです。
では、次に実際に仕事を振られた時どうするかをみていきましょう。
2. 仕事が振られたらどうするか
仕事を振られたらその重要度と緊急度を確認します。
重要度が高い×緊急度が高い
重要度が高い×緊急度が低い
重要度が低い×緊急度が高い
重要度が低い×緊急度が低い
の4パターンに分類できます。
力を入れて取り組むべきは重要度が高いもののみです。
一番下の重要度も緊急度も低いものはやらなくても大丈夫です。
………。
とは言っても結局やることになるんですけどね。
そうなんです。重要度も緊急度も考えたところであまり意味はないんです。取り組む順番に多少差がつくことはありますが、結局全部やらないといけないんです。
仕事の優先順位については↓をご覧ください。
全部自分でやらなくてもいいものもありますが、人に任せられる仕事にも限りがあります。
これが教員のつらいところです。
だから、おすすめは仕事を振られた瞬間に10%手をつけてみることです。
おそらく、仕事は口頭で言われたり、職員会議で知ったり、あったことを思い出したりすることが多いと思います。その瞬間に手をつけてしまうんです。
仕事って意外とやるまでは頭の中に居続けるのに手をつけてみたら簡単に終わっちゃったっていうものがほとんどだと思います。
だから、そのはじめの一歩を条件反射的にやってしまうことでやり忘れることもないですし、周りの人が取り掛かり始めるときにはもう終わっている状態になります。
人間にはツァイガルニク効果と言って、『人は達成できなかった事柄や中断している事柄のほうを、達成できた事柄よりもよく覚えているという現象』が起こります。アニメとかもそうですよね。毎回30分しかやらないのに、一週間たってもどんな内容か覚えているみたいな感じです。
仕事を振られたときに10%だけ手をつけることは、このツァイガルニク効果を意図的に作り出します。
手をつけてみてその時間で終わりそうなら終わらせてしまい、終わらなくてもツァイガルニク効果によって全く手をつけていない人よりかは記憶に残りやすくなります。
という人もいるかもしれません。
そんな人には、人間の脳の構造を利用した条件反射の方法を試してみることをおすすめします。
それが if them プランニング です。
if then プランニングとは、「もし〇〇(条件)だったら△△(行動)する」の文法に当てはまるように自分が望む条件と行動を入れて習慣化するテクニックです。
これは、意識していないだけで人間誰しもが行っています。
例えば、皆さんはご飯を食べたら何をしますか?
歯を磨きますよね。でも、毎回毎回「よし、歯を磨くぞ」って思ってから行動している人はいないと思います。
それは、皆さんの頭の中に『 ifごはんを食べたら(条件)、then 歯を磨く(行動)』という文法がすでに出来上がっているからです。
これを自分の望む形に作り替えて仕事に取り掛かりやすくするのです。
例えば僕がやっているプランニングとしては、
『if 頭の中でめんどくさいと思ったら、then 仕事に取り掛かる』
『if 仕事を振られたら、then 10%とりかかる』
などなど、自分の望む行動と条件を組み合わせてみてください。頭の中に作っておいてもいいですが、どこかに書いておくとより忘れづらくなるのでおすすめです。
仕事だけでなくても資格の勉強をするときやプライベートにも利用することができるので色々と試してみてください。
仕事を早く終わらせる人になるためには、重要度が低い仕事に対する意識も大切です。
特に、3年目までの若い人にとっては重要度が低い仕事でも時間がかかってしまうことがありますよね。そんなときには以下の2つを意識しましょう。
- 100点を目指さない
- 人のをパクる
それぞれ解説していきます。
1.100点を目指さない
学校の先生には完璧主義者のような人が多く見受けられます。おそらく、自分が学生だった頃は一生懸命努力をして認められてきた人が多いのだと思います。
もちろんそれも素晴らしいですが、どんな仕事にも全力で100点を目指していたら時間がいくらあっても足りません。
パレートの法則というものがあります。仕事の8割には2割の時間で到達するが、仕事の残りの2割には8割の時間が必要になるということです。
だから、重要ではない仕事に関しては最初から80点を目指すぐらいで十分なのです。
2.人のをパクる
そのままです。パクりましょう。もちろん、一言一句同じだとまずいですから、型を拝借するのです。そして、自分なりにアレンジすればそれで終了です。
パクると言うと誤解が生じるかもしれませんが、一から全部考えていたら時間がかかります。しかし、人には得意不得意がありますから、この先輩はこのジャンルが得意というのをチェックしておくのです。そして、仕事が振ってきたらその先輩のデータを参考にすれば時間をかけずに仕事を終わらせることができます。
ずるいと言う人もいるかもしれませんが、使えるものはどんどん使っていきましょう。
むしろ、先輩に「参考にさせてもらいます!」と言って堂々と使いましょう。そして、ちゃんとお礼をいいましょう。
ほどんどの人は頼られるのが好きです。しかも、自分の得意分野で頼られてお礼までされたら逆に喜ばれます。
先輩に可愛がられる方法としても有効ですから是非試してみてください。
まとめ
以上細かいことはまだまだたくさんありますが、基本的には言われたらすぐ手を付けようぜって話でした。
でも、仕事を期限内に終わらせることが同僚から信頼されることにも繋がります。
若手だろうがベテランだろうが一日の時間は24時間で平等です。だからこそ、時間の使い方がその人の未来を決めます。雑多な仕事は早く片付けて、本当に大切にしたいことに時間を使っていきましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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