そんな疑問にお答えします。
今日は、子ども達の『伝える力』を向上させる学級レクを紹介します。
学級レクは、それだけで子ども達の仲が深まります。
それは、小学生でも中学生でも同じです。
せっかく同じクラスになったのだから、仲が良いに越したことはありません。
クラスの仲が良ければ、先生の生徒指導の回数も確実に減ります。
少しの手間はありますが、時間を見つけて学級レクを積極的に取り入れていきましょう!
伝言お絵描き
今日紹介する学級レクの題名は【伝言お絵描き】です。
簡単にいうと、伝言ゲームをお絵描きでやるレクです。
対象者・時間・人数は以下の通り。
対象:小学校中学年〜中学生
時間:15分〜30分 人数:グループ or ペア 準備:画用紙(グループ数)ホワイトボードでも可、マジック(グループ数)、提示用の絵 |
進め方
進め方の概要は次の通りです。
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それぞれ詳しく説明していきます。
学級レクの趣旨を説明する。
どんな活動にも【めあて・目標】があります。
黒板に『伝える力』と書き、相手に自分の考えをわかりやすく伝えることがとても大切だということを話します。
自分の思っていることが、他の子になかなか理解されないと感じている子も多いはず。
勘違いされてしまったり、意図したことではない伝わり方をしてしまったり…。
そうした子どもに共感しつつ、今日のレクでは、伝える力を意識していくことを伝えます。
4〜5人のグループになる。
このレクはグループでもペアでもできますが、最初はルール説明を含めてグループで行ったほうが無難です。
画用紙とマジックをグループ数分用意する。
画用紙やマジックがなければ、学習用端末を利用してもよいかもしれません。
Googleが提供しているjamboardでもできるかもしれません。
ただ、絵を描いている様子を他の子も見たいと思うので、画用紙とマジックの方が無難です。
提示用の絵を1枚、部屋の後方に子どもに見えないように貼る。教室が狭い場合は廊下に貼ってもOK。
提示用の絵を貼ります。
この絵は、先生のパソコン上で提示しても問題ありません。
むしろ、パソコンに写すことで、教卓に置いても絵を描く子には見えないのでオススメです。
絵を描く人を1人決める。その他の人は絵を見に行く人になり、見に行く順番を決める。
グループに分けたら、描く人と見に行く人の役割分担をします。
いくつか絵を用意して、描く人を順番に回すと全員が経験できます。
スタートの合図とともに、1番目に見に行く人は提示された絵を見に行く。戻ってきたら、絵を描く人に言葉だけで絵を伝える。
準備が整ったら、再度ルールを確認してスタートします。
確認するルールは、以下の3つ。
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2つ目の「身振り手振りをせずに」というところは強調しておきましょう。
必ず手でなぞろうとする子がいます。
絵を描く人は聞いたことをもとに絵を描く。
始まってしまえば、描く子は聞いたことをもとに絵を描くだけです。
紙にどのように描くかを指示します。
お題を4つ用意した場合は、紙を4等分して描かせます。
もしくは、あらかじめ紙を4枚配っておきましょう。
前の人が戻ってきたら、次の人が絵を見に行く。
順番を守らせましょう。
レクはみんなが同じルールのもとで行うから楽しいものです。
お互いに気をつけさせましょう。
5〜7を時間まで繰り返す。
時間はお題によりますが、一つ5分ぐらいで書き切れるものだと飽きずにできます。
時間がきたら、グループごとに作品を見せ合う。
時間がきたら、グループごとに見せ合ってみましょう。
提示した絵を見せて、答え合わせです。
細かいところまで、忠実に再現されているかチェックしましょう。
提示する絵について
提示する絵は子どもの発達段階に応じたものがベストです。
簡単
ドラえもん、サザエさん、アンパンマン、ミッキーマウス、車、飛行機、家、ネコ、イヌなど |
普通
図形、トトロ、ガリガリ君、ピカチュウ、ナマケモノ、ハムスター、キリンなど |
難しい
踊っている人、車を運転している人、教科書の表紙、ムンクの叫び、モナリザなど |
レベル1
レベル2
レベル3
レベル4
まとめ
今日は、『伝える力』を向上させる学級レク【伝言お絵描き】を紹介しました。
提示用の絵の枚数を工夫すれば、時間の調整も簡単にできるのでおすすめの学級レクです。
学級レクをするだけでも、クラスの仲はすこしずつ良くなっていきます。
そこに学びをプラスすることで、より一層教育的効果が上がります。
時間をみつけてこれからも取り組んでいきましょう。
何かしら参考になれば幸いです。
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