【中学校教員】6年間の教員人生で学んだこと
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新卒新採で中学校数学教諭として配属され、6年目が終わりました。

明日からは中学校教員から小学校教員へとジョブチェンジします。

これまでに学んできたことを言語化するためにこの記事を書きます。

サンプル数1の完全自己満足の記事になりますので、それでも良いという方は見てみてください。

 

※随時更新していこうと思います。

1年目

1年目は新卒新採。

まさしく右も左もわからない状態で、ぐーたら大学生が社会人としての一歩を踏み出しました。

最初の1年は、一言で言うと『地獄』でした。

今思えば、なんで一年間を乗り越えられたかがわかりません。

たぶん、社会人とはこういうものなんだ。というある種の諦めがあったからだと思います。

 

初任は1年生の担任を任されました。

自分がクラスの名簿の担任名に名前があるのが違和感でしかありませんでした。

最初の数日は生徒情報の共有をしたり、教室の準備をしたり、入学式の確認をしたりしました。

とりあえず、言われたことを学年スタッフと一緒にやって、家で入学式での呼名の練習をしました。

そして、はっきりとした心の準備ができないまま入学式を迎え、初めて担任する子達と対面しました。比較的軽いクラスを持たせてもらったとは思うのですが、発達障害の子も多く、中々思い通りにはいきませんでした。

(小学校のときにトラブルがあったのに同じクラスにいたりと結構大変でした。)

初めて先生になったと実感したのは、子どもたちに手紙を配ったときです。なぜその時に実感したかはわかりませんが、「あ、これは先生がやることだ。」と思いました。

入学式が終わった後は、通常の授業に入っていきます。

新卒新採で担任も持っているということから授業にはTTをつけてもらっていました。

これがとても助かり、自分が研修でいないときにも授業を進めてもらえたので、安定して授業を進められました。

一年目は校務分掌もほとんどなく、授業と学級経営に時間をかけました。

当たり前ですが、初任なので授業の蓄えはなく、一からすべて授業準備をしました。

今思えば、教材も工夫して、実験を取り入れたり、自分で作ったりしたので、この一年目が1番授業準備を頑張りました。

時間はかかりましたが、自分が準備したことを一生懸命聞いてくれる子がいたので、とても有意義な時間でした。

しかし、学級経営はとても苦しみました。

体育祭や合唱祭はもちろん全て入賞圏外。

普段の生活でも自分の未熟さもあり、授業中に子どもと追いかけっこをしたり、取っ組み合いになったり、馬鹿にされたり、男女が対立したり…。

何があるかわからないので、休み時間も廊下で見張っていました。(こんなことだから、本来休み時間にやるべき仕事を放課後に回すことになり帰りが遅くなります。)

一番堪えたのは、保護者から怒鳴られたことです。電話で一方的に言われたとき、手と口が震えて頭に血が上り、主任に助けを求めたのを今でもはっきり覚えています。

その中でも救われたのが、ボロボロな学級経営でもこちらの味方になってくれる子達の存在でした。その子達のために頑張ろうという気持ちで毎日教室に入りました。

ここで一番学んだのは、クラスで問題行動をしている子に目を向けるのではなく、その中でも一生懸命頑張っている子に目を向けることです。

この考え方は今でも変わりません。

部活動もバリバリやっていました。

副顧問でしたが、自分の専門と近しい部活動に配属されたので子どもたちと一緒に練習できました。

クラスでは大変でしたが、部活の時間に動いて発散したり、顧問の先生に話を聞いてもらったりできたので、ここでの活動はすごく助けられました。

また、当時は実家から車で30分かけて通勤していました。

毎日、朝5時30分ごろに起きて朝ご飯を食べ、6時30分ごろに出勤し、他の職員のゴミを集めたりコピー用紙の補充をしたりした後、部活動の朝練をしてから授業、放課後もよくわからないまま10時頃まで仕事をし、眠い中帰宅していました。日を跨ぐこともしばしばありました。

休日も部活があり、終わったら授業準備。

当たり前のように毎日学校に行っていたので、定時の概念を知ったのは、赴任して半年以上経ってからです。研修に行った後にも学校に寄っていたので、一日学校に行かなかった日は閉庁日ぐらいでした。今考えると意味わかりませんね。

後に親に聞いたところ、本当に死んじゃうんじゃないかと心配していたそうです。

そのぐらい、一年目は後先考えずに働いていました。

当時の教頭先生から、「例え、クラスでいじめが起ころうが、授業離脱が起ころうが、それは学級崩壊ではない。担任の先生が諦めた時が学級崩壊なんだよ」と教えていただきました。

それを意識し、目の前のことを一生懸命やった結果、なんとか一年目を終えることができました。

修了式の日、クラスの子どもたちから「ありがとうございました」と言われたときには、嬉しかったというよりちゃんと終えることができてホッとしました。

一年目は、学校という文化に慣れるだけで精一杯な一年間でした。

課題しか残りませんでしたが、新卒新採で担任をやり抜いたということだけで十分自信につながりました。

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