こんにちは!
算数の授業で、「数字って難しい…」と感じる子どもを見かけたことはありませんか?
今日は、そんな悩み少しでも減らせるような「毎日の授業で役立つ算数ゲーム5選」をご紹介します!
子どもたちが算数に興味を持ち、夢中になれるようなアクティビティを取り入れることで、授業がもっと楽しく、もっと生き生きとしたものに変わります。
今回は、5つのゲームを紹介します。
- 10マス計算
- フラッシュカード
- 問題作り
- 数字探偵
- 長さを当てろ!!
これらのゲームは、計算が苦手な子でも安心して取り組め、さまざまなバリエーションで飽きずに続けられます。
授業の始まりにリズムを作り、子どもたちが数字に対する抵抗感をなくして、少しでも興味を持つことができるようにば嬉しいですよね。
では、一緒に見ていきましょう!
10マス計算:基本から応用まで
算数の時間をもっと楽しく、子どもたちが自信を持って取り組めるようにするのが「10マス計算」です。
100マス計算の10マスバージョンですね。
ゲームと言っていいかわかりませんが…。
熱中する、という意味ではゲームでしょう!!
知ってる人もいるかもしれませんが、このゲームは、10個のマスに様々な計算問題が書かれていて、子どもたちはそれらを解くことで計算スキルを身につけることができます。
このゲームの魅力は、バリエーションの豊富さにもあります。
最初は基本的な足し算や引き算から始めて、次第に掛け算や割り算、そしてちょっと難しい問題にも挑戦できるようになっています。段階的にレベルアップしていくことで、子どもたちは飽きずに計算能力を向上させることができます。
このゲームを算数の時間の始まりに取り入れることで、子どもたちは授業への集中力を高めると同時に、算数に対する前向きな姿勢を育むことができます。そして、友達と一緒に取り組むことで、切磋琢磨することを楽しみながら協力し合うことができます。
「10マス計算」は、計算が苦手な子どもたちでも安心して挑戦できます。先生方が子どもたちのレベルに合わせて調整することで、全ての子どもたちが算数の楽しさを実感できます。
え?大袈裟すぎる?笑
でも、算数って難しいと思われてるからこそ、たった簡単な10問でも、できると子供達も自信が出てきてやる気が爆上がりしますよ!
フラッシュカード:楽しみながら学ぶ
フラッシュカードは、算数の授業をさらに活気づけ、児童の学習意欲を高める素晴らしいツールなんです。
既習の用語、公式、九九、10の補数など、授業で習ったことを短時間で効率よく復習するのに便利ですよね。
フラッシュカードを使うことで、児童はリズムを感じながら学び、記憶に残りやすくなります。
オススメする理由は、児童が自分たちでフラッシュカードを作成できる点です。
この活動は自分で問題を作ることで自然と学習内容を復習できるのが良い点ですね。
PowerPointやKeynote、ロイロノートやオクリンク等を使って簡単に作れます!
フラッシュカードを授業の始めに取り入れることで、子どもたちを一気に算数モードに変えられます。また、児童が積極的に参加しやすいよう、全員が立った状態で始めて答えられたら座るゲーム形式やペア活動として取り入れると学習がより楽しいものになります。
創造力を育む問題作り
算数の授業において、「問題作り」は、上の【フラッシュカード】でも言いましたが、子どもの理解力を伸ばすことができる素晴らしい活動です。
フラッシュカードとの違う点は、毎回違った問題になるところです。
児童に日付や授業が何回目かといった、身近な数字を使って自分たちで問題を作らせます。
例えば、「今日が2月17日なら、2と17を使ってどんな計算問題が作れる?」というような形です。
高学年の児童であれば、「ナンバーの倍数を3つ見つける」「ナンバーの約数を全部書き出す」といった、より複雑な問題作成にも挑戦させることができます。
問題作りをしてると、今日が2+17や2×17、明日が2+18や2×18のように、パターンができてきます。
そのときに、足し算だと答えが1ずつ増えたね。かけ算だと…?
と聞くことで、数の規則性にも自然と触れるようになります。規則性大事。
数字探偵ゲーム:探究心を刺激する
数字探偵ゲームは、児童が身の回りの数字を探し出すことで、日常生活の中に数学が溢れていることを実感できる楽しい活動です。
このゲームでは、先生がチラシや学校で配布されて余った手紙、新聞紙など、日常的に目にするものから数字を見つけ出させます。
時間を制限して数字探しを行い、見つけた数字にはマークを付けていきます。例えば、「10を作ろう」という課題を出し、見つけた数字を使って10を作る式を考えさせます(2 + 8、15 - 5など)。
さらに、「3つの式で10を作ってみよう」といったように、難易度を変えることで、児童のレベルに合わせた調整もできますね。
このゲームをすると、自分たちの周囲にある数字をもっと見つけるようになります。友達と競い合ったり協力しあったりしながら、誰が一番多くの数字を見つけられるか、どのようにして100を作ることができるかを考えるようになります。
4年生で大きな数を学習すると、1億や1兆を探し始めます。
たまーにでも授業でこのような活動を取り入れることで、算数の授業がもっと充実したものになるんじゃないでしょうか。
長さを当てろ!!:感覚を養うゲーム
「長さを当てろ!!」は、児童が定規を使わずに、物の長さを予測することで、量感を養うゲームです。
この活動のやり方はこんな感じ。
- 先生が新聞紙など、長細く切った紙を配布して、「当たり」の長さを指定します。
- 「20cmの長さを当ててみよう」というような課題を出して、児童は定規を使わずに、配られた紙を感覚だけで指定された長さに切り分けます。
- 一番近い人が優勝!
このゲームをすることの一番のポイントはやはり量感を身に付けること。
これが身に付いていること身に付いていない子の文章問題の正答率の差はとても激しいですよね。
単位に注目させるのが大事!
明らかに2㎜と2㎝と2mと2kmの長さは違いますよね。さすがに2kmは測れませんが、それ以外は測れるので体験させます。
すると、テストでも単位に意識させることができます。プールの長さにkmとか使わなくなります。
終わりに
今日は算数ゲーム—「10マス計算」、「フラッシュカード」、「問題作り」、「数字探偵」、「長さを当てろ!!」を紹介しました。
これらのゲームを取り入れることで、みんなが算数をもっと楽しく理解し、数字に親しむことができます。単なる計算だけでなく、日常生活で数字をどう使うかを考え、自分で問題を作ったり、探したりすることで、自信をつけることができるんです。
みんなが数字を友達にして、算数の世界をもっと広げていけるよう願っています!
一緒に頑張っていきましょう!