今日はこの疑問にお答えします。
結論からいうと、相手と比べて自分が勝てるところを見つけることです。
学校にはいろいろな人が集まります。
そして、なぜかマウントを取ることを生きがいにしている人が多くいます。
そういった人たちに絡まれるとかなり厄介です。
自分の時間は取られる、相手の都合に振り回される、精神攻撃される、など極力関わらない方が自分のためになります。
しかし、学校は閉鎖的な場所なので、イヤでも顔を合わせなければなりません。
そういった経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
今日は、僕が意識している、マウントを取りたがる人たちへの対策を紹介します。
マウントを取りたがる人たちへの対策
マウントを取りたがる人たちへの対策は、
相手と比べて自分が勝てるところを見つけること
です。
マウントを取りたがる人は、得てして、ある一つの分野にだけ異常に詳しいことが多いです。
その分野について、助言だけしてくれればいいのに、それをもとに自分勝手な行動をされるのが困るんですよね。
なので、戦略としては、自分がその人より強い分野を探し、そこで戦うことで対等な関係を築き、こちらの話にも耳を傾けてもらうようにします。
具体的に、僕の例を紹介します。
例)部活動での保護者
まずは、部活動でのある保護者について紹介します。
僕は野球部を担当していたのですが、その指導についてめちゃくちゃ意見してくる保護者(ここではAさんとします)がいました。
Aさんは、「あの練習はやめた方がいい」「こうした方がいい」と、得意げに話して子ども達に勝手に指導していました。
もちろん、参考になるところは取り入れますし、関係を壊すようなことはしません。
しかし、やる過ぎるのはよくありません。
なぜなら、子どもが誰の言うことを信じればいいか迷うからです。
そこで、自分が勝てるところを見つけようと観察しました。
その結果、Aさんは、指導については自信はあるが、自分自身は未経験だということがわかりました。
僕には野球の経験があるので、ここで勝負することに決めました。(実際に攻撃するわけではありません笑)
Aさんが、指導について話したら、僕が自分の経験から補足を入れるようなイメージです。
こうすることで、Aさんの話に説得力が生まれます。
当然、Aさんにとって、僕は自分の話に説得力をもたせてくれる味方になるわけなので、一目置くようになります。
これを繰り返した結果、Aさんもこちらの話に耳を傾けるようになり、むしろアドバイスを求めてきたりしました。
敵対するわけでなく、うまくこちらに引き込むことができました。
例)年上の同僚
次に、年上の同僚について紹介します。
学校の先生は管理職以外はみんな教諭・講師なので立場がほとんど同じです。
そのため、20歳ぐらい上の相手とも同じ学年を組んだりします。
年上の方のほとんどは尊敬できる素晴らしい人ばかりですが、そうではない方もいます。
仮にBさんとします。
Bさんは、学年主任でもないのに自分の都合がいいように学年の決め事を決めてしまいます。
決め事の内容に関しては、勉強になることや子どもの為になることが多いので、無下にできません。ただ、その決め事が急に決まるので対応するのが大変でした。
そして、その決め事に逆らったり、うまくできなかったりすると、無視をしたり子どもの前で怒鳴りつけたりします。
それが原因で、休みに入ってしまう先生もいました。
そのBさんと学年を組むことになった話を紹介します。
最初は、僕も決められたことをうまく処理できず、Bさんに色々とプレッシャーをかけられました。
このままだと、自分のメンタルが危ないと思ったので、自分が勝てることを観察しました。
しかし、Bさんは先生としてはベテランなので中々勝てるところが見つかりません。
そこで考え方を変えて、若いということで勝負することにしました。
どういうことかというと、
- Bさんよりは瞬発力がありますから、何か手伝うことがあればすぐに駆けつけました。
- Bさんよりは時間がありますから、誰でもできるようなクラスの雑務を引き受けました。
- Bさんよりはパソコンに詳しいので、パソコン関係のアドバイスを積極的にしました。
こんな感じです。
Bさんにしかできないことは任せて、それ以外を肩代わりするイメージです。
やってみた結果、かなり喜ばれ、プレッシャーをかけられることもなくなりました。
逆に、Bさんの知識を教えてもらうことができ、いいところだけ吸収できました。
まとめ
このような感じです。
相手よりも力を付けて叩き潰す必要はありません。
相手の土俵にわざわざ立つ必要はありません。
倒してしまったら、ゾンビになって邪魔してくる恐れもあります。
むしろ、相手をどういかすかを考えたほうがより建設的です。
上手に褒めて自分の味方を増やしていきましょう。